菅政権下での「記憶」に基づく検証の危険性 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

菅政権下での「記憶」に基づく検証の危険性

秘書です。

菅政権下の「記憶」に基づく検証の危険性がまた一つ。



再臨界「班目氏が言ったと記憶」=細野氏
時事通信 5月22日(日)11時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110522-00000024-jij-pol
 細野豪志首相補佐官は22日のフジテレビの番組で、福島第1原発1号機への海水注入が一時中断した背景に、班目春樹原子力安全委員長が再臨界の危険性を指摘したことがあったとされることについて「班目氏自身がそう言ったと記憶があるが、確認する必要がある」と語った。
 細野氏は、海水注入中断を含む検証作業に関し、「全ての責任は、関わった人間は全て、政治家は特に取らないといけない」と強調した。

→「総懺悔」とは、結果責任を負うべき人を免責するためのロジックです。

→「記憶」に基づく検証の危険性を細野補佐官は示しました。科学的証拠に基づかない「自白」による判断はしてはいけない、ということでしょう。


原発事故の議事録ほとんどなし 枝野長官「多分、記憶に基づく証言求められる」
2011.5.11 20:44 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110511/plc11051120460023-n1.htm

 枝野幸男官房長官は11日午後の記者会見で、東日本大震災発生直後、原子力災害対策本部(本部長・菅直人首相)の会合など、東京電力福島第1原発事故の対応をめぐり開催された会議の議事録がほとんど作成されていないことを明らかにした。

 政府は今月中旬にも原発事故調査委員会を発足させるが、枝野氏は議事録がない部分については「多分、記憶に基づく証言などを求められることになる」と述べた。政府内の議論の模様を示す資料がないことで、検証作業に支障を来すのは避けられない。

 枝野氏は、事故調査委の発足にあたり「首相だけでなく私も含めた政府関係者や東京電力の事故以前と以後のプロセスを、すべて検証しなければならない」と強調した。

 ところが、「原子力災害対策本部などについては一定の議事メモは残っているが、危機管理対応で議事録を取る場がほとんどなかったのが実態だ」と述べた。

 また、枝野氏は「制度的な問題を含め、事故を事前に抑止できなかったのかということが一つの大きなポイントだ」と、自民党政権時代の対応も検証の対象になるとの考えを示した。


→菅政権下で記憶に基づく検証をしたら真実が闇にほうむられる危険性があります。

→はやく政権交代をすれば、どこかの書棚から「議事録」が発掘されるかもしれません。事務方が参加している会議にメモが全くないということは理解できません。「秘」とあるメモが必ずあるはずです。