■小倉唯ってアイドル? | たかみゆきひさオフィシャルブログ「shadowcube」Powered by Ameba

■小倉唯ってアイドル?

RO-KYU-BU!のダンスショット映像(これね )が公開されて、この振り付けを小倉唯がやらせていただいたことで、にわかにネット上で「小倉唯」「ゆいかおり」という単語が賑わっています。
とてもありがたいことです。

そんな話題の中で

小倉唯ってアイドルでしょ

とか

ゆいかおりっていうアイドルユニット


的なことをよく見かけます。

自分の中での「アイドルって何?」という定義はこのへん に書いてるのでそこを読んでいただくとして。

概ね書かれているアイドルっていうのは「声優じゃ無くってモーニング娘。とかAKB48とかももいろクローバーZのようなアイドルタレント」っていうことなんだと思う。
なので、以下で書く「アイドル」というのは僕が考えるアイドルという定義ではなくて、そういう意味でのアイドルってことで。


そもそも小倉唯の最初の声優としての仕事は僕の覚えている限りでは「internet Adventure〔iA〕」のアバターボイス(現在はサービス休止中)。
この仕事は2008年のもので、アップフロントスタイルでの小倉唯の初期の仕事のひとつ。
アップフロントスタイルという会社は当初から「声優の育成」も業務内容のひとつなので、これは当然と言えば当然でありまして…。
つまり、彼女はうちでは声優としての仕事を初期からやっていますよ、ということ。

小倉唯はその「声」がとても魅力的であること、そして、子役時代を経て「役者」という仕事をそれなりにこなしてきていること、それらを持ち合わせているわけだから、当然、声優という仕事に対して適性をもっていると判断した訳です。

なので、これまでやってきたことは殆ど全てゲーム・アニメ・声優系のもの。

だからこそデビューもスターチャイルド/キングレコードというアニソンでは夢のような展開。

これが他のメーカーでいわゆるアイドル的なデビューだったら僕はきっと躊躇していたに違いない。
いや、おそらくデビューさせていなかっただろう。


小倉唯にはもちろん歌やダンス、そしてルックス、若さ、という魅力もある。

だからいわゆる「アイドル」的展開もアリといえばアリなのかもしれない。
でも、そこはあまり安易に考えたくない。
そして小倉唯という子は常に完璧を目指して自分の性能をどんどん上げていくタイプの子。
そういう子は「ただのアイドル」ではおさまらない。

だからこそアイドルという道ではなく声の仕事をきちんとやっていくことを選んだ。


声の仕事っていうのは一朝一夕でできるものではない。
コツコツと実績を積むことがとても大事なのだ。
それはとても地味な活動。
そんなワケで初期の小倉唯の声の仕事はあまり目立ってなかったかもしれない。

グラビアに出たり、ライブに出たりって言うのは華々しくみえるのか、そして何よりも母体が「ハロー!プロジェクトを擁するアップフロント」。
そんな理由で「アイドル」っていうレッテルを貼られてしまうのも仕方ないことだとは思う。


でもね、再度言っておきますよ~

ゆいかおりは最初から声優としての活動をマジメにやってきました!!


RO-KYU-BU!のことがあったから小倉唯のことを中心に書きましたが、これは石原夏織にも言えることです。


特に昨年キングレコードよりデビューしてから、その活動の殆どは声優関連のお仕事。


まー、そもそもアップフロントスタイルという会社の前身というか、もともと僕が経営するスタジオキューブという会社がありまして、この会社は所属タレント第1号が桃井はるこなのです。
声優のマネジメントやキャスティングなどの仕事も多数おこなってきた会社です。


そんなことで頑張っておりますが、これまで特にそういったアピールもしてこなかったワケだし、ゆいかおりがアイドル視されるのも致し方ないことなのかも知れません。

まだまだだなーということで、これからも精進して行きたいと思います。



以上、長文におつきあいいただきありがとうございました!