2011年5月第2週のマーケット~その3 | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

2011年5月第2週のマーケット~その3

5/11の東京市場は、日経平均株価が続伸、前日比45円(0.46%)高の9864円で取引終了です。


個別銘柄では、住友ゴムが44円高の940円と値を飛ばして年初来高値更新。昨日の引け後に2011年12月期の連結純利益が前期比46%減の115億円になる見通しと発表しましたが、事前計画の90億円から大幅に上方修正となり、好感した買いが入っています。


またKDDIが2万6000円高の58万円と値を飛ばして年初来高値更新。昨日に米マイクロソフトがインターネット通信大手スカイプ・テクノロジーズを買収すると発表。KDDIは昨年10月にスカイプと提携しており、マイクロソフトとの提携に繋がるとの思惑買いが入っています。業績好調なことも買い安心感に繋がっています。


その他に本日は東京電力が出来高1億547万株と大商いでした。東電を公的管理にして原発賠償には負担上限を設けないと報じられ、材料視されたようです。


テクニカル面で日経平均はボリンジャーバンドの+1σと+2σとの狭いレンジ内での推移が続きました。前日の+1σでの攻防によって下放れが警戒されていましたが、+1σと+2σとのレンジをキープしたことになります。5日線を回復したほか、一目均衡表での転換線がサポートとして機能、遅行スパンの下方転換への警戒も後退しています。2日の1万円回復によって作られたアイランドリバーサルは気掛かりですが、9800円辺りでの底堅さが意識されている状況のうちは、強気スタンスを維持できるといえます。ただし、バンドが収れんしている状況であり、先行きの上昇を見込むのであれば、一旦調整が必要かもしれません。




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Ken