株式会社三橋貴明事務所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから」

三橋貴明のツイッター  はこちら

三橋貴明後援会ホームページの「三橋通信 」で、三橋の日々の活動内容をご紹介しています。(最新アップデート5月7日) こちらは後援会員専用のページになります。後援会員の皆様は、先日お送りしたユーザIDとパスワードをご用意の上、ご訪問ください。

人気ブログランキングに参加しています。
新世紀のビッグブラザーへ blog
人気ブログランキングへ
--------------


三橋貴明の新刊、続々登場! (「歴代総理の経済政策力」発売開始!

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba  三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba  三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba


 民主党政権の特徴として(鳩山政権期から)、党内どころか、閣内でさえまともに意見調整をせず、閣僚がそれぞれ勝手なことをいい、結果的に重大事項が「先送り」になることが頻繁にあります。


TPP参加結論、先送りへ 代わりに「自由化推進堅持」を表明
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110510/plc11051001110000-n1.htm
 政府が6月末に結論を出すとしていた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加の判断を先送りする方針を決めたことが9日分かった。複数の政府筋が明らかにした。代わりに「貿易自由化の推進堅持」をうたった政策方針を打ち出す方向で調整に入った。
 菅直人首相はTPPを「平成の開国」として政策の柱に掲げ「6月をめどに交渉参加について結論を出す」と明言してきたが、東日本大震災によりTPPに関する議論を十分できなくなったことを理由に先送りを決めた。(後略)』


 ↑ 配信時間 5月10日 午前1時


震災後の政策の全体指針 TPPなど議論
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110510/fnc11051012290011-n1.htm
 政府は10日午前、菅直人首相や関係閣僚が出席して経済情勢に関する検討会合を開き、東日本大震災を受けて政府の重要政策の優先順位を見直す「政策推進のための全体指針」を議論した。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加については、海江田万里経済産業相などが今年6月までに結論を出すとした従来の方針を堅持すべきだとした。(後略)』


 ↑ 配信時間 5月10日 午後0時


 上の「TPP参加結論、先送りへ」が配信されたとき、
「どうせ、一日も経たずにひっくり返されるんだろうな・・・・」
 と思っていたら、半日でひっくり返りました。


 TPP交渉参加にせよ、6月からの先送りにせよ、現在の民主党がきちんと判断出せるわけがありません。今後も、11月のAPECまで迷走を続けていくことになると思っています。


 というわけで、TPP関連書籍を二冊ご紹介。


【間違いだらけのTPP 日本は食い物にされる 】
http://www.amazon.co.jp/dp/4022733942/


三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba


 東谷暁先生のTPP書籍です。これ、凄く面白いです!


 何が面白いかというと、アメリカの戦略的思考について、やられる一方の日本国民であっても思わず感心してしまう点です。わたくしたちのライフラインやビジネス、インフラ(水道など)、医療、公共事業、保険、法務、通信、知的財産、などなどについて、アメリカが貪欲に「いかに、稼ぐか?」を長期計画で戦略的に遂行している様が理解できるのです。


 本ブログなどで何度も書きましたが、日本国民は今こそアメリカの戦略的に国益を追求する姿勢を学ぶべきです。と言うか、学ばなければならないわけです。


 もっとも、アメリカの場合は純粋な国益というよりは、「一部の産業」の益を追求する色が濃いわけでございますが。この辺りは、いわゆる新自由主義やトリクルダウン理論の流れを引き継いでいるわけです。


【「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった】
http://www.amazon.co.jp/dp/4864100802/


三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 上記東谷氏と中野剛志氏、そして三橋の共著本(中野剛志氏責任編集)の「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった」が、ようやく発売になります(明日)。本来は3月に出版される予定だったのですが、震災の影響でデザイナーさんが動けなくなり(停電で)、紙やインクも不足し、発売が一ヶ月半ほど遅れました。


 本書は、中野氏が戦略的に、東谷氏が詳細を、そしてわたくしが歴史的な話と、何となく分担がなされており、「複数の視点からTPPを考える」ためには最適になっております。わたくしも東谷氏や中野氏の原稿を読み、随分と勉強させて頂きました。

 何卒、よろしくお願い致します。


 さて、上記の「TPP交渉参加か否か」同様に、こちらの方も相当に報道が混乱しています。日本への影響で言えば、TPPよりも深刻な悪影響をもたらす可能性が大きい「人権侵害救済法案」です。


 そもそもl、本ブログのタイトルである「新世紀のビッグブラザーへ」とは、PHP研究所から出版した同名の本に由来しています(使い始めたのは、ブログの方が先なのですが)。PHPの「新世紀のビッグブラザーへ 」は、人権擁護法案(当時)や外国人地方参政権などが通った結果、日本がどのような姿に変貌したのかをグロテスクに書いたものです。


 民主党が推進する人権侵害救済法案は、旧:人権擁護法案とほぼ同じですが、人権委員会を法務省から独立させるなど、権力をさらに強めたものになっています。


人権救済法案、今国会は断念 政府・民主党
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110512/plc11051221140017-n1.htm
 政府・民主党は12日、不当な差別や虐待で人権侵害を受けた被害者の救済を目的とする「人権侵害救済機関設置法案」の今国会での提出を断念した。
 民主党は4月に「人権侵害救済機関検討プロジェクトチーム」(座長・川端達夫衆院議院運営委員長)を発足させ、法案作業を進めてきた。だが「人権侵害」の定義や、救済機関の体制のあり方がまとまらなかったうえ、党内の保守系議員から「公権力の介入により、メディアの表現の自由が脅かされかねない」との反発が出て、策定作業は難航していた。(後略)』


人権侵害救済法案提出へ、メディア規制なし
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110511-00001191-yom-pol
 政府・民主党は、不当な差別や虐待で人権侵害を受けた被害者の救済を目的とする「人権侵害救済法案」を次期臨時国会に提出する方針を固めた。
 2002年に小泉内閣が提出(翌年に廃案)した人権擁護法案の対案として民主党が05年に作成した法案をベースに修正を加える方針で、擁護法案で批判が強かったメディア規制条項はなく、早期成立を図る構えだ。
 民主党は4月に人権侵害救済機関検討プロジェクトチーム(川端達夫座長)を設置、今国会中に救済法案の骨子をまとめる予定だ。政府は党の作業を踏まえ、人権侵害の定義、国と地方機関の組織のあり方などの制度設計を法務省で行い、次期国会への提出を目指す考えだ。(後略)』


 どっちだよっ!


 まあ、「本国会で断念し、次期臨時国会で提出する」という話なのでしょうが、いずれにせよ厳しい情勢になってきました。特に、「メディアによる人権侵害」を処罰の対象としない場合、日本のマスコミは一気に反対姿勢をひるがえすという、まことによろしくない傾向があります。メディア規制条項がなくても、「メディアで働いている人の人権侵害行為」という、個人の人権侵害は問われるわけですが。別に、メディアに務めている人が、特権階級になるわけじゃないんですよ。


 本法案は、人権擁護法案同様に、
「人権侵害の定義を不明確にしたまま、全国に数万人の人権擁護委員を配置し、個人の感情や思い込みの問題であっても『人権侵害を行ったと思われる人』をつるし上げ、メディアに個人情報を公開し、裁判所の令状なしで家宅捜査ができ、冤罪をはらすには裁判以外に方法がなく、しかも人権委員会は法務省など既存の権力機構から独立する」
 という、凄まじい内容のものです。


 正直、人権侵害救済法案が成立した日には、わたくしなどは冗談抜きで告発されてしまいます。先の「新世紀のビッグブラザーへ」(PHP)出版行為だけで、アウトでしょう。(それで、わたくしがアメリカに亡命したら、まんま「新世紀のビッグブラザーへ」になるわけです)


 あるいは、北朝鮮の拉致問題を追及している方々が、「彼らの活動が、在日朝鮮人の心を傷つけた」という理由で告発されかねないのです(そういう法律なのです)。


 震災復興予算についてはまともに取り組もうとせず、この種のおかしな法律は推進する民主党。言ってもムダでしょうが、言わせて貰います。


「そんなこと、やっている場合かっ!」



「そんなこと、やっている場合か!」と思われた方は、
↓このリンクをクリックを!

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ


【三橋の新刊、続々登場!】
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba


◆本ブログへのリンクは↓以下のバナーをご利用ください。

新世紀のビッグブラザーへ blog

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇ポルパパのブログ
投資と車と日々の起業家日記
管理人:ポルパパさん

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇おじさんの談話室
経済通のおじさんと、女子高生真理ちゃんが織り成す、経済を解りやすく掘り下げた基礎講座!


日本経済復活の会
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。


Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」
連載中
「三橋貴明の<ウラ読み>経済レポート」 
本メルマガではセミナー、勉強会のご案内など、メルマガならではの情報発信をしていきます!

 
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
 新世紀のビッグブラザーへblog一覧はこちらです。