22日(日曜日)、全国113ヶ所同時自主上映会イベントで、 映画「幸せの経済学」を観てきました | サウンド瞑想スタジオ”スタイル21”の「振動科学活用法」

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■これからの私たちにとって、
新しいライフスタイルへシフトすることは避けて通れないテーマです。
しかし新しい社会のビジョンが分からず、
今までの生活を変えることへ不安を抱いているというのが
多くの人の実感なのではないでしょうか?
僕も、明確なビジョンを模索している最中でした。

今日が「国際生物多様性デー」と初めて知った5/22の朝、
ドキュメンタリー映画「幸せの経済学113ヶ所同時上映会」の情報に出会い、
直感的に会場へ出向きました。
そして、この作品は次の社会システム、ライフスタイルについての
明確なビジョンを提示してくれました。

ドキュメンタリー映画「幸せの経済学」

この作品の内容は、簡潔に言うと、
グローバル経済からローカル経済へシフトすることによって、
「幸福度」の高いライフスタイルを構築することを提案しています。
「貨幣」基準から「幸せ」基準の生活、経済にシフトすること。
地域コミュニティ、地産地消・・・

どれもが既に知っていたことだけど、
この作品は、それらをとても分かりやすく整理し、
既存システムの問題点を明らかにし、
ローカリゼーションによる生活のビジョンを明確に提示してくれる。
この分かりやすさは、とても大切だと思います。

※「幸せの経済学」公式サイト

http://www.shiawaseno.net/



■3.11以降、地産地消型のエネルギーシステムについても、
議論が高まってきています。
遠くにある原子力などの巨大プラントで発電された電力を
エネルギーロスしながら消費地に送電し、
消費者は独占企業からしか購入できないという現行システムの弊害が
誰の目にも見えてきたからです。

ちょうど昨日(5/23)、参議院行政監視委員会で、
反原発・脱原発を主張してきた専門家による意見発表が行われました。

もちろん、マスメディアでの放映はありませんが、
ストリーミング映像があります。

※混みあっているのでしょうか?
ちょっと重いですがUstreamにアップされています
http://www.ustream.tv/recorded/14906087
http://www.ustream.tv/recorded/14907869


僕は詳しくありませんが、反原発を主張する専門家の公聴会は、
初めてなのではないでしょうか?
もしかすると国会内での風向きも大きく変わり始めるかもしれません。



■このように様々な領域で、一気にパラダイムシフトが起き始めています。
経済システム、エネルギーシステム、環境問題、食糧問題など。
そして一番重要なパラダイムが、「私たちの意識・価値観」です。

つまり、何を信じてどのように生きるのか?
今までは、ともすれば他者や社会に合わせていれば、
それなりに生きてこれました。
しかしこれからは、
自分で選択し行動するライフスタイルが必要とされてきます。

資本主義システム、TPP、食料自給率、エネルギー問題、
どれもこれも、複雑に絡み合って、分かりにくい状況ではあります。
しかし、これらを人任せではなく、
私たちが自分のスタイルを基に選択しなければいけないテーマです。


その選択の基準として、「幸せの経済学」では、
「幸福度」を提案しています。
私たちは、自分にとっての「幸せ」を考え直してみる必要があります。
その作業の参考として役立つのが、
この映画「幸せの経済学」だと、僕は思います。


■東京では、渋谷のアップリンクで、6月3日まで上映しています。
週末のアップリンクは、ミニシアターとはいえ、
連日満席、立ち見の上映だったようです。
東京以外でも、各地で自主上映会が企画されるようです。
スケジュールは、ホームページを。
http://www.shiawaseno.net/


自分にとっての「幸せ」を考え直すキッカケとしてお勧めします。
幸せの価値観も、自分に取り戻しましょう!

10年前、サイトドメイン名を「スタイル21」とネーミングしたのは、
このような次のライフスタイルを象徴したいと考えました。
その時が近づいているようです。

やあまん


P.S.
僕は、ヒマラヤのラダックに関心がありました。
監督のヘレナは、ラダックが開国された当初から訪問していた一人で、
ラダックの映像も作品内で紹介されています。
しかし自動車道開通後のラダックの現状を見て、ショックを受けました。
グローバリゼーションの弊害を端的に表しているシーンの一つです。
自動車道により、あの秘境ラダックにさえ、
コーラやハリウッド映画が進入し、消費文化と共に、
若者の価値観から自国の文化やプライドが消え始めているようです。


「以前、ちょっとした好奇心から、ラダックの若者に
“一番貧しい人は誰か?”と聞いたことがある。
その若者は「ラダックには貧しい人はいない」と答えました。

自動車道が開通し、多くの観光客が訪れるようになった近年、
ガイドの若者は観光客にこう言うそうです。
「ラダックは貧しいので、たくさん援助してください」


30年前から、いつかは訪れてみたいと思い続けていた秘境が、
巨大資本に侵略されている様子を観たことは、
強烈に印象に残りました。