宝塚記念、有力馬情報? | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

遅くなりましてすみません。それでは、今日阪神競馬場で行われます「上半期グランプリ決定戦?」宝塚記念の有力馬の情報です。



【展開予想】
確たる逃げ馬が不在。が、某情報筋からは敢然と「●●がハナに打って出る」との話。ペース的には極端に速くなることはないだろうが、非根幹距離でのレースだけに「持続力」は不可欠事項。それを踏まえた上で、最終的に浮上するのは・・・

【有力馬情報】


・エイシンフラッシュ・・・・「生涯最高のデキ。そう言っても過言じゃないんじゃないかな」この中間は栗東に足を運んでいた某情報筋から声が上がった。「久しぶりに栗東に行っていろんな関係者から話を聞いたけど、他陣営の関係者もみんなこの馬には一目置いてる感じだったね。『隣を歩いてるうちの馬、かなり萎縮してましたよ(苦笑)』なんて話もあったからね。もちろん僕の目から見ても、今がどれほど充実してるか、すぐに分かったよ。肌ツヤが良く、濡れたようにしっとりして黒光りした馬体。内から筋肉が盛り上がって、腹袋も出てきたし、体全体に厚みを増した感じ。去年のダービー、いやそれ以上だよ」と、自らの目で確かめてきた情報を披露。ダービー以来勝ち切れないレースが続いているが、実力的にはまったく見劣るはずもない。春の大目標。ここは正念場となろう。


・ナムラクレセント・・・・社台系生産馬が12頭、ノースヒルズMの生産馬が3頭。そして唯一、そのどちらにも属さない馬、ナムラクレセント。最早この偏り、近年におけるGIでは当然の事象のように見受けられるが、某牧場関係者によると、「もちろん今のこの状況に関しては、どの牧場も挽回してやろうと一発狙っていますよ。ヒルノダムールが天皇賞を勝ったときも、大変な盛り上がりでしたからね。そして『次はうち!』って息巻いていたのが、ナムラクレセント関係者。今は競走馬として完全に覚醒しましたから。前走もあれだけ出入りの激しい競馬でも3着に粘り込みましたし、非根幹距離でのスタミナ比べならこのメンバー相手にも決して引けを取らないはずです」と。枠順を見ると、非社台系生産馬はそれぞれ最内と大外に。そしてこの馬が最もコースロスなく進める最内枠を引いたのも、あるいは・・・。


・ローズキングダム・・・・「晴れますね」「この様子なら良馬場だろう」「切れ味勝負なら浮上する」のっけからそんな声が乱れ飛んだローズキングダムに関する談話。これらの話がひとしきり落ち着くと、某情報筋が静かに切り出した。「前走時はとにかく気持ちが空回りしていた。それに尽きる。が、ああいう競馬になったことで、その後馬からカッとする面が消えたのは確か。今はどっしりとした、この馬本来の姿に戻っている。動きにしても相変わらずバネの利いたフットワークで素軽さがある。一変できる状態だ」ときっぱり。同調した別の某情報筋が「坂路から上がってきたウィリー(C・ウィリアムズ騎手)の表情も、ずいぶん感触の良さそうなものだったよ。グランプリボスのときも調教からずっと跨っていたし、あのときと同じくらいの手応えを感じてるんじゃないかな」「まだまだ見限るわけにはいかない」そんな結論で着地した。

・ルーラーシップ・・・・サンデーR代表、吉田俊介氏。思えば同馬が出走するレースには、必ずと言ってよいほど、氏が競馬場に姿を現していた。それは3戦目、アルメリア賞のときもそう。つまり氏が、若駒のときよりどれほど大きな期待を同馬に掛けていたのかが窺える。そして氏のその期待通り、いよいよその素質が開花したと見れる。会議においては、「前走は普通に走っていれば5馬身は違った」「反動は見られない。それどころか、さらに良化気配」「唯一の心配は、再度の出遅れがないかだけ」「それもこの中間の練習を見れば心配なかろう」などなど。某牧場関係者も、「サンデーの血がまったく入っていないこの馬が種牡馬としての価値を高めることは、生産界においても大きな意義がある」と。ここで戴冠の資格は十分だ。

・トゥザグローリー・・・・「夏負けの兆候が見られるなど、マスコミ向けにはこの中間弱気なコメントが発表されていたようですが、私が見る限り、まだそんなに心配するほどでもないと思います」口火を切った某情報筋。「とにかく陣営の対処が素晴らしい。私が現役の頃にも夏負け気味の馬に与えたりもしていましたが、人間でもよく使わる、栄養ドリンクに近い成分を多く含んだものをほど良く与えて、十分動ける態勢に持ってきています。最終追い切りでも大きな体をしっかり使ったダイナミックな走り。見た目より時計が速いのは状態の良い証でしょう。やはり5頭出しの大将は、この馬という認識で間違いありません」と、自身の経験を踏まえた見解を述べてくれた。「中距離戦ならこの馬」「阪神は滅法走る」そんな後押しの声が上がっていたことも、明記しておく。

・アーネストリー・・・・「ここまで変わるケースも珍しい。例えるなら、スペシャルウィークが京都大賞典をひと叩きされ、ガラリ一変して天皇賞・秋を制したときのような上昇度を感じる」と、過去のダービー馬を引き合いに出し、同馬を評した某情報筋。「前走も3コーナーから手が動き、一瞬惨敗も頭に過ぎったが、そこから3着したのは力の衰えがない証。そして、バキバキの最高潮に仕上げられた今回。有力どころの4歳馬が折り合いに専念したいタイプばかりで、自分でレースを作れるのは大きな強みだ。今回は勝負所の反応も違ってくると思うし、早めに抜け出してからそのまま押し切ることも十分想定できる」と。陣営をして、「ここがGI獲りのラストチャンスのつもり」と言う今回。やはり意気込みは相当のものだろう。

・ブエナビスタ・・・・衰えがあるのか、否か-。当会議においても、同馬が議題に上がったときの最初の話題はそれであった。が、大多数が「大きな衰えは見られない」という意見。続いて、今週の追い切りを見守った某情報筋が口を開く。「前走時の追い切りは力んで走った分、直線の伸びがひと息。あれはあれで仕方ない。デキが良いのではなくて単純に力んだ分。問題は何の目的で、どういう調教をしたかってこと。前走時は、攻めで馬にガス抜きをさせることを目的としたもの。今回は折り合って走れている分、ラストの伸びが違ったな。しかも、先週の併せ馬に続いて、長めからの意欲的な追い切り。これを勝負調教と言わずに、何と言うかって感じ」。しかし・・・!?最後に、某会議出席者より一言。「安田記念のときにはアパパネに関して言及しましたが、それは例外なくブエナビスタにも当てはまります。【東京マイル1分31秒台】の壁を破ったこと。この影は同馬にも間違いなく忍び寄ってきており、とすればおそらく・・・」


なお、予想につきましては、この後お話します「今週の予想につきまして」をご覧ください。