夜光中 | 赤薔裸ブログ

夜光中

上映会が終わって、

ふっと、ほっとひと息ついてみると

モノを作るときの

人と人との距離のなくなり具合が

恋しくなる。


だから、次の創作に立ち向かえるのかもしれません。


モノを作るって

本当の意味での「愛」の形をつくること。

私にとって、その形はダイアモンドの輝きのようなものです。


今日はちょっと強めだった風と共に、

ジョンレノンの歌のフレーズが

私の中を駆け込んできました。

「Love is Real, Real is Love」


そして家に帰って

ふっと目にした本の言葉が・・・

「あなたは愛の行方を支配しようと思ってはならない。

もしあなたが愛にふさわしいものであるなら、

愛があなたを導くのだ。

愛は自分自身を満たすだけを望んでいる」

(よく生きる智慧、柳澤桂子)

カリール・ジブラン著「預言者」の翻訳本ですが、


愛って言うのはね、私の所有物じゃないんだよね。

愛は感じられるものであって、所有するものじゃない。


私は、人に所有される「愛」がだいっきらいで

子どもの頃からそういう大人とか、異性とかに対して

反発して、結果「愛」が「憎」として跳ね返ってきてしまったという経験を

痛いほどしています。そして後悔ってしてません。


だからかもしれません。

創作の上でも本当の「愛」に満たされた世界を作るために

いつも闘っているのかもしれません。

たとえ人に嫌われても畏れられても嫌がられても

夜叉のように刀を振り回してしまうのかもしれません。



そして、私のような人間と、

創作を関係性を

共にしていただけた方々、

困難を乗り越えていただけた方々からの

愛を改めて、しみじみと感じています。

そして、本当にありがたいと

感じています。



ということで、結局創作ノートになってしまいました。


子どもの頃に、よく遊んだ森の中で遭遇した

ハンミョウが私の心の闇の中を燈して飛び回り始めているような感じがしてます・・・。

たとえ火の中嵐の中だろうと、まだ小さなちいさな、虫の輝きが指し示してくれる導きのまま、

しばらく、私や外の森の中でそぞろ走りを楽しみたいと思います。

蛍佐和香蛍