直訳する人は、だいたい人の話を聞いていない人です
こんばんは。
丸山@実務翻訳者養成所です。
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先日はあの白い犬が出てくるCMの批判めいたことを生意気にもしてしまいました。
「英会話を体で覚えるCM 」
昔から思っていることなんですが、日本人が英語を話すとき、あいづちがいつもワンパターンだなぁと思います。
あのCMでもそうですが、
Really?
Oops!
Ouch!
Uh-huh.
Oh my god.
これくらいでほとんど終わっているような気がします。
英語にはもっともっとたくさんの表現があるわけですが、だいたいこれくらしか使わないので英語が下手に聞こえたり、稚拙に聞こえたりします。
他の国の人(特に欧州系)はそうでもないと思うのですが、この理由のひとつには、日本語にあまりあいづちの表現がないからだと思います。
罵声を浴びせるときの言葉も、日本語よりは欧米系の言葉のほうが多いと思います。
だから、あまりこういう言葉を上手に使う日本人に出会ったことがありません。
いずれにしても、こういう言葉をうまく使えない理由は、日本語に少ないから、というよりも、その言葉を使っている人のことをよく聞いていないからだと思います。
ついつい日本語から「訳」になってしまうので、使う言葉が稚拙になってしまう。
言語を学ぶときは、特にあいづちなど日本語から直訳できないところをどう言っているか、よく耳を澄まして人の話を聞くことが必須です。
聞き上手の人は言語をマスターするのも上手です。
直訳する人は、だいたい人の話を聞いていない人です。
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