日、石原都知事の定例記者会見で2020年のオリンピック招致再挑戦について意欲を示しました。6月17日の都議会定例会において正式に発表するそうです。



2016年オリンピック招致活動の総括については私自身も様々な形で関わってきました。とりわけ当選直後に行わせていただいた初の一般質問では、オリンピック招致活動の中でお金が杜撰に使われていたことについて取り上げ、その様子については多くの新聞やテレビに報道いただきました。



だから地元でも、「オリンピック招致に反対なんでしょ?」といわれることも少なく有りませんでしたが、実はやり方次第だと思っています。少なくとも二つの点を改善してもらいたい。


一つ目は、各事業の妥当性検証にもっと力をいれることです。招致にお金がかかることは当然だけれども、だからといって糸目をつけずに使っていい訳ではない。情報公開についても進めてもらわなければなりません。コスト検証に必要な詳細資料は都庁職員といくら角突き合わせをしても、個人情報保護を理由に出してもらえないケースが非常に多かった。



二つ目は都民、国民主導でなければダメだということです。前回は都庁主導で国民的気運の盛り上がりが全くありませんでした。都庁も流石にまずいと思ったのか、都内各地で全く関係無い行事に「オリンピック招致」の名目を付ければお金を出す、というのをやり始めました。納涼、花火大会、お祭り等々。そういった招致活動とは直接関係の無い、機運盛り上げに使ったお金は総額80億円以上にものぼります。



都庁のためのオリンピックではなく、都民国民のためのオリンピックなら、私は応援したいと思っています。