新刊「憂鬱でなければ仕事じゃない」の

第一章の1番最初に出てくる言葉、
小さなことにくよくよしろよ

の反響がかなりありました。

普通は「小さなことにくよくよするな」
と言いますが、仕事においてはむしろ逆。
見城社長は「小さなことを守れないやつに

大きな仕事などできるはずがない

と仰ってます。

取引先に大きな金額の仕事を任せる
つもりが、ほんの小さな約束を
守らなかったことが原因で、不安にさせて、
寸前で逃してしまうことがよくあります。
また、社内で抜擢される機会を逃す人も、

小さい頼みごとをおろそかにしたことで、

大きな仕事を任せるのを躊躇していしまう

ケースが多いです。
いずれにしても本人は気付きにくいので

要注意です。

社長ともなると、小さいことは気にしない

のではと考えている人が多いかも知れませんが、

実際、私の知る限り、成功している社長ほど

小さいことを気にします。
慎重なので、将来大きな取引や仕事を
任せたときに信頼できるかどうか見極めよう
としているからです。

また優秀な人材ほど、「神は細部に宿る」
という言葉の意味を理解しているので、

仕事においては細かいところに拘ります。

以前、自分が事業責任者を兼務している

Amebaの幹部編成で悩んでいたとき、
満額回答してくるやつが欲しい」
というブログを書きました が、
その直後にそういう人を幹部に集めて、

Amebaは飛躍を遂げることができました。

満額回答とは、複数の仕事を頼んでも、

小さな頼みごとをしても、クイックレスポンスで
何らかの返事が返ってくるという意味です。
その時は満額回答してくる人材と、

自分の判断で仕事を進められる人材とは

タイプが全く別だと考えてましたが、

私の体感的な結論としてはそれは同じでした。

小さなことを気にしない人が、大きな仕事を
成し遂げることはできないと思います。