「生活防衛」より、「地域防衛」を。 | busakoのブログ

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「2010年、私の提言」の手始めとして、現在の恐慌から抜け出すために、私達が今、出来ることについてです。

このブログを今、ふるさとなどでご覧になっている方もいらっしゃることでしょう。そうしましたら、ふるさとの商店街や駅前の風景を良くご覧になってください。残念ながら、これが今の日本経済の現実なのです。
これは、一昨年秋の金融危機に始まった恐慌によって、収入が減少し、人々が「モノ」を買わなくなってしまったために商店街や駅前の商店が次々と閉店したために起こったものです。
しかし、郊外にある大型ショッピングセンターは、こうした商店街の衰退をよそに、正月も営業しており、いつも人で溢れかえっています。

今の経済危機を招いた原因が、節約術などの行き過ぎによる過剰な「生活防衛」にある、と主張する専門家がいます。

つまり、今の不況の原因は、「消費が急激に落ち込んで、モノの値段は下がったのだが、それ以上に収入が減ったので、消費に回せない。」の繰り返しによった不況というのが現状であります。それでも、節約思考によって、郊外の大型ショッピングセンターやディスカウントストアなどには大勢にお客が入っており、結構モノを買っているのです。

昨年の春闘でも、連合もその点を考えて交渉したのだが、昨年末からの「派遣切り」や「雇い止め」の責任を労働組合側に責任転嫁された(もっとも、これはあまりにもマスコミ連中が過剰に煽ったことも否めない。)ことによって、かえって「賃下げ」となってしまって、それが悪循環が止まらない状況になってしまったのです。それを補おう、と自民党政権はあれやこれやの景気浮揚政策と取ったのですが、特定の層や業界を儲けさせるだけで、かえって経済恐慌を広げてしまう結果となり、その結果が民主党への「政権交代」なのです。

おそらく、今年の春闘でも「賃上げ」は期待出来ません。でも、いつまでも政府頼みの経済対策で日本の経済を恐慌から脱出することが出来るのでしょうか?

そこで、私たちに今出来ること、それは「安いものがどうやって安いのかを考えて、出来るだけ『高いもの』を買う」ことに尽きるのではないのでしょうか?
決して浪費や高額商品を衝動買いすることを勧めているのではありません。
同じものでも、出来るだけ地域の商店街で買う。「安いから」といって自分に住んでるところから離れたショッピングセンターでは買わない。
同じものなら『値段が少しだけ高いところ』で買う。「安いから」といって大量に買わない。
そういったことから地域の経済を潤わさせることが、」地域の経済を復活させる第一歩かもしれません。なにしろ、車にできるだけ頼りませんから、地球温暖化にも貢献できますしね。
そうして、「地域防衛」を園に住む市民一人一人が心がけていけば、地域経済は必ず復活します。

今日本の経済を良くするのは、「節約術」ではなく、「賢い消費」なのです。