まいど 背番号51 kazです


前回に続きさしす基本の調味料で今回は  「塩」!


塩がなければ生命が維持できないくらい非常に大事なものです

僕が食品業界に入ったころ、まだ塩は専売品でした。


専売品ってもう死語ですね、

 当時 塩は専売公社でしか扱いできない
法律があって、民間企業が日本の海水から塩を製造してはならない、とか
民間企業が独自に海外から塩を輸入してはならないという法律だったんですね

 

そもそも塩は海水を濃縮し結晶化したものなのは周知の通りで
この法律(塩業近代化臨時措置法)のもとそれまでの
入浜式塩田が廃止され、塩田不要のイオン交換膜式により
純度99.5%の塩化ナトリウムを抽出し精製塩として流通したのでした


海のミネラルがバランスよく含まれている海水乾燥物=塩 が
99.5% 塩化ナトリウムというまるで化学物質のような食品に
変わってしまったのです。


高血圧は塩が元凶のように塩分控えなさいと言われますが
この塩分とは純度99.5%の塩化ナトリウムのことだと
勝手に理解して
自然塩なら控える必要はないと思っています


国によるこの塩専売法はその後1997年に廃止され、国内でやっと
自由に塩を海水から作ったり、海外から入浜式の完全天日塩が輸入できるようになり
、昔のおいしい塩が復活しました。。。と塩の販売と歴史(ウィキペディア)に明記されています


さて 歴史はさておき完全自由化は2002年からで広大な土地を必要とする入浜式ではなく
上から流れ落ちる流化式が主流となり全国各地でおらが町の塩が製造されてきました。


北海道ではここ4,5年でオホーツクの塩、ラウシップ、宗谷の塩と3社が製造しています
個人的な嗜好ではオホーツクの塩が美味しくて使いたいNO.1ですがコストが・・・


一方、製造コストが低いイオン交換膜法も
専売公社から名前を変えたJTが販売していて単価も
5kgで395円!


本気になったモンゴロイドの会なブログ

うちで使っている宗谷の塩は1kg900円!
沖縄の塩で235円
国内の海水と輸入天日塩を混ぜて結晶化させたのが再生加工自然塩というらしいですが
赤穂の天塩、伯方の塩、沖縄の塩、ラウシップ、などがそれにあたります


国内の海水から作った塩を自然海塩と別の名称になりますが 今では表示法が決められて
自然塩、天然塩の表示が禁止されています


ミネラル豊富も表示できません、というのも塩化ナトリウムもミネラルだからですね


なんだか最近の表示法は大企業の都合のよいように変化してきている感じがします

生命維持の基本中の基本、塩はなくてはならないものです
料理もしお加減は昔から塩梅といわれているぐらいバランスが一番です

塩化ナトリウム99.5%の塩か?70%ぐらいで残りの30%ぐらいがいろんなミネラルが
含まれている塩がいいのか?判断は個人の自由です


パン屋として販売コストを考えると頭が痛くなる問題ですが
もともと健康を意識した会社な訳でコスト度外視して18年続けています
そのせいでいまだに借金が減りませんが。。。。