退任 | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

退任

落合監督が退任します。

在任8年ですから、「そろそろ感」はいたしかたないでしょう。


新聞によっては”解任”と報じていたところもありました。
これはメディア側が、これまでの監督へのお返しかもしれませんね。


普通、契約最終年が切れて、新たに更新しなければ、
それは言葉として退任が妥当です。


しかし中日を常勝チームに造ったのは間違いなく落合監督です。
この功績は称賛に値します。


僕は一年しか中日にいなかったのであまり分かりませんが、
その中の印象を言えば波の激しいチームでした。


地元で圧倒的な人気チームで、二軍クラスでもタニマチがいましたから、
どうしても甘いところはあったかもしれません。


そんなチームの雰囲気を変えたのが落合さんでしょう。
ただ人気が下降(入場者数になりますが)したのは皮肉な結果ですけどね。


これは「強ければ人気も出る」というわけではない一つの事例です。

とても大事な参考例だと思います。


さて、興味があるのは、今後の落合さん。

あれだけの名監督ですから、招聘したい球団は今後出てくるはず。


しかし金銭面(今年の年俸が3億8千?)や、メディアへの対応等で
二の足を踏むことも予想されます。


ちなみに横浜なんかは、思い切った改革をやるには一番良い人材だと思いますけどね。
短期間の契約であれば、チームを強くし、ペイは十分可能です。


まぁ売却を検討しているぐらいだから無理かな。

いっそ強くして、値を上げて売却もひとつの選択肢ですけど。