アメリカ・イギリス 証券市場レポート~CFD
イタリアとスペイン国債の利回りが共に10年超ぶりの高水準を記録したことで、投資家の間で欧州債務問題が悪化する懸念が高まり、リスク回避ムードが広がった。米株式市場は11日大幅下落で引けた。ダウ平均指数は前日比151.44(1.20%)安の12,505.76、S&P500指数は前日比24.31(1.81%)安の1,319.49、ナスダック指数は前日比57.19(2.00%)安の2,802.62で引けた。米国工業30株価指数先物CFD9月限は前日比128(1.01%)安の12,486、米国E-mini SPX500株価指数先物CFD9月限は前日比23.25(1.73%)安の1,318.50、米国NDAQ100株価指数先物CFD9月限は前日比41.50(1.72%)安の2,366.50で引けた。個別銘柄とセクター別では、ダウ平均指数は全面安で、銀行株の下げ幅が目立つ。バンク・オブ・アメリカは3.27%安の10.35ドル、ダウ平均指数の下げをリードした。JPモルガン・チェースは3.22%安の39.43ドルとなり、ヒューレット・パッカードの下げ幅も3%を超えた。米メディア大手のNews Corporationは7.10%大幅下落の16.10ドルで引けた。
欧州債務危機への懸念が高まったため、11日のロンドン株式市場は続落した。イギリスFTSE100指数は前取引日比61.42(1.03%)安の5,929.16、イギリス100株価指数先物CFD9月限は前取引日比67.0(1.12%)安の5,891.0で引けた。個別銘柄とセクター別では、銀行株の下落幅は目立った。その中、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドは4.00%大幅下げ、バークレイズは3.82%安、ロイズ・バンキング・グループは3.68%安で引けた。エネルギー株と鉱業株の下落幅も大きかった。その中、インドの石油・天然ガス大手エッサール・エナジーは5.43%安、ベダンタ・リソーシズは3.19%安、アングロ・アメリカン社は2.81%安で引けた。外部からニューズ・コープが英放送大手BスカイBの完全子会社化買収計画をいったん棚上げするよう強く求めている声は依然として広がっているため、BスカイBは4.60%大幅下落した。
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