お待たせしました。それでは今日中山競馬場で行われます「秋のG1開幕戦」スプリンターズステークスの有力馬の情報です。
【展開予想】
いの一番にゲートを飛び出すのは、やはりロケットマン。が、ヘッドライナー陣営は「ハナを叩きたい」と宣言しており、究極のスプリント戦らしくテンの流れは激化。レースは前傾ラップとなる。
【有力馬情報】
・8 ダッシャーゴーゴー・・・・「ようやく来たね。将雅(川田将雅騎手)にとっての意地の舞台だよ。2度の降着の鬱憤を晴らすのは、ここしかない」静かに切り出した某情報筋。「確かに外国馬はみんな揃いも揃って骨っぽい。でも、今の日本のスプリント路線の中では、この馬が総大将的な立場であるのは間違いない。前走は外枠でうまく脚が溜められなかったけど、今年3月のオーシャンSがそうだったように、きっちり脚を溜めさえすれば終いの弾け方はハンパじゃない。テンの3ハロンは33秒前半から32秒台もあるメンバー構成。となれば…」最後は一言。「直線の将雅の追いっぷりには要注目」と。
・1 ラッキーナイン・・・・この中間、中山競馬場に出入りし、外国馬の動向を注意深く窺っていた某情報筋。曰く、「どの馬も順調に調整できたし、結論から言えば全馬“買い”だ」続けて、「まずはこのラッキーナイン。前走は初めての海外でのレースとなり、およそ10キロ以上馬体を減らしての出走となったが、それでも終いの脚は際立っていた。それも、テンの3ハロン34.1秒という緩い流れの中でのもの。一度スプリント戦を経験したことで今度はスタート後の反応も良くなるだろうし、引き続き日本馬にとっては注意すべき存在だ」ときっぱり。別の情報筋も、「前走前はやや急坂に不安が残りましたが、阪神の坂を克服したように、中山の坂も問題にはしないでしょう」と同馬をプッシュ。
・16 グリーンバーディー・・・・こちらグリーンバーディーに関しても某情報筋がコメント。「外国馬3頭の中で、こと勝負度合いという観点でいけばこのグリーンバーディーが最も高いと言っても過言ではない。というのも、この中間の調整を見る限り、陣営は後のない仕上げを施しているから。言ってしまえば、このレースで引退という腹積もりであるようにも見える。展開面でも利が見込める今回は、直線で一気に上位に食い込んでくる可能性は否定できない」と。その他、派遣メンバーからの報告など、諸々を加味しても、「昨年以上のデキであるのは間違いない」という結論で着地した。
・13 ビービーガルダン・・・・某外国馬陣営から、最も恐れる一頭として名が上がったのが、何を隠そうこのビービーガルダン。「タフなレースになればなるほど、この馬の経験が活きてきそう」とのことであったが、それを受けて同馬に関して言及したのは某情報筋。「陣営は今季、このレースから逆算して同馬を仕上げてきました。前走は正直7割の仕上がり。それであの内容なら評価に値しますし、栗東に戻ってからは佐藤哲三騎手が普段の稽古から付きっ切りで仕上げてきました。色々な不安があった昨年とはハッキリ言って別馬。見せ場以上も十分です」と自信の弁。7歳秋でピークが過ぎたという意見もあるにはあったが、今のデキは2年前に2着した時と同じか、それ以上の雰囲気にある。
・7 フィフスペトル・・・・上記ビービーガルダン同様、関係者から威勢の良いコメントが届いた一頭として議題に挙がったのがフィフスペトル。会議でも取り上げられた関係者コメントの一部を紹介すると、「鞍上からの進言があっての出走だけど、もちろん好勝負できると踏んだからこそ出走に踏み切った。当初の最大目標であったマイルCSにお釣りを残そうという仕上げではないからね。何よりこの馬は急坂になると走りのフォームがガラッと変わる。終い勝負に徹すれば、ダッシャーやサンルロくらいの脚は十分使えるよ」とのこと。その他、様々な意見が飛び交ったが、「3ハロン33.4秒の脚が使えれば上位食い込み可。そして今のこの馬ならその脚が使える」との話があったことを付け加えておく。
・6 サンカルロ・・・・「父シンボリクリスエスに初の芝GI制覇をプレゼントする可能性すらあります」と同馬を強力にプッシュした某情報筋。「確かに展開待ち、そして前が詰まるリスクがあることも確かですが、それが嵌ったときの破壊力は随一。それはダッシャーゴーゴーやグリーンバーディーすらも凌駕しています。中山の6ハロン戦で終い33秒前後の脚を使えるとすれば、それはこの馬を置いて他にいません」とコメント。昨年も3着、そして阪神で行われた今年の高松宮記念でも2着。当然今回も争覇圏に加わってくる1頭との見解であり、「中でも今回は頭まで付き抜ける可能性もある」との声が多数上がった。
・5 ロケットマン・・・・「33秒台前半でも、いや、ともすれば32秒台であったとしても、それでもこの馬は止まらない」と今年最大の注目を集める同馬に関して話を切り出した某情報筋。さらに、「日本の某陣営関係者が、『あの馬のゲートはフライング並み』と語ったというが、私も実際中間のゲート練習をこの目で見て、それが紛れもない本音であることを痛感した。この馬の純粋なスピードはケイコで磨かれて身に付くようなものではなく、まさに天性のもの。展開うんぬんはもちろんあるだろうが、それでも時計決着になればこの馬が最も有利なのではないかとさえ感じさせる」と続けた。その他にも、「急坂の克服は可能か」などの話も出るには出たが、「そういうレベルの馬ではない」との返答に、異論を挟む者はいなかった。
予想につきましては後ほど。