小倉記念【サマー2000シリーズ第3戦】、有力馬情報? | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

遅くなりましてすみません。それでは、今日小倉競馬場で行われます「サマー2000シリーズ第3戦」小倉記念の有力馬の情報です。


【展開予想】


最内からホクトスルタン、大外からエーシンジーラインがハナの奪い合い。それを見る形でコスモファントムやサンライズベガが追走する。開幕週の馬場ということで、先行有利な流れに違いないが、どの陣営も好位キープは望むところ。一つのきっかけでオーバーペースにも成りかねない。となるとここは好位からレースを見ながら競馬が出来る陣営が最も恩恵を得られるだろう。



【有力馬情報】


・アドマイヤメジャー・・・・昨年は“朝日CC”から始動し(ただ、本来ならば始動するはずだった昨年このレースで競走除外をしていたので・・・・)、秋のGIへと青写真を描いていたが、今年は全く異なりサマーシリーズ制覇を目論むアドマイヤメジャー。前走の七夕賞では折り合いを欠き、大敗も覚悟する内容ではあったが、結果として勝ち馬からおよそ3馬身差遅れての6着。某情報筋はその前走を振り返り「結果だけ見ればコンマ5秒差の6着というのはいきなり巻き返すには厳しい着差にも思えるが、内容を考えれば逆転の目も十分な内容と言える。勝ち馬が斤量3キロ増に対し、同馬は据え置き。単純にこれだけで0.5秒差はひっくり返る計算にもなるが、それ以上に今回は坂路でなくコースで追えるほど馬が充実している」とコメントすれば、別の某情報筋は「本当に馬の具合はいいようだし、鞍上(上村洋行騎手)も『これでダメなら僕はこの馬に乗る資格ないですね』と覚悟を決めていたね」と続けた。一頃の不振を脱出したとなればここは断然上位の一頭に数えられる。



・ヤマニンキングリー・・・・裂蹄が良くなったことで、ビシっと追えるようになったヤマニンキングリー。爪に不安を抱え、調整を思うように出来なかった昨年は勝負にすらならなかったが、今やブエナビスタに先着した一昨年のいい頃(一昨年の札幌記念勝ち)の動きが完全に蘇ったことは間違いないだろう。『休養明けの一戦は小倉記念で』とは2ヶ月前に陣営で決められた方針。調整をつける時間を十分にとり、目標から逆算して仕上げられたヤマニンキングリーは過去のどの一戦と比較しても比べ物にならないくらい馬が変わっている。「どの騎手に聞いてもね、今のヤマニンキングリーには乗りたいって話を聞くよ。それくらい注目の一頭なんだよ。その中で、武幸くん(武幸四郎騎手)に白羽の矢が立ったのは、河内洋調教師が彼なら今のヤマニンキングリーの力を引き出すのに最適と判断したから。師の判断が正しければ・・・」とは某情報筋。師の狙いが嵌まれば、あっと驚く騎乗で我々の度肝を抜く可能性も十分にあるだろう。

・サンライズベガ・・・・「もう誰の目にも明らかだが、ここは勝負なのだろう―」某情報筋が口火を切った。“サンライズ”の冠名を持つオーナー、松岡隆雄さんは九州出身者。毎年夏の小倉では次々に勝負馬を用意してくるわけだが、今年はこのサンライズベガの活躍を切望しているとのことだ。また、某情報筋も「オーナーはどの重賞レースよりも小倉の重賞を重んじる人。厩舎関係者が『とにかく他のレースは考えなくても良いから、ここで結果を出して欲しいという要望を受けました』と語ってくれたが、正しく今年もこの小倉記念が夏の最大の勝負所なのだろう」と会議の中で語っていた。小倉開幕週となる今週の土日の“サンライズ”を冠に持つ出走馬は計5頭。土曜にもそのうち一頭が衝撃的な勝ち星をあげたが、最も勝ち星を期待しているレースはここに他ならない。

・イタリアンレッド・・・・マスコミ紙が取り上げている内容に目をやれば、同馬については“55キロ”というハンデに見込まれたという記事が多く目に留まる。しかし蓋を開けてみると、陣営関係者はマスコミが取り上げるほど悲観していないことがハッキリと見て取れた。「正直言えば54キロで出られるだろうと思っていたのも事実です。それが55キロですからさすがに不服にすら思いましたが、今では全く悲観していません。我々以外にも斤量に泣かされている陣営も多そうですしねぇ。ウチはそれと比べれば随分と楽ですよ」と明るく答えてくれた。また、同馬+浜中俊騎手のコンビは小倉では4戦4勝。ここも当然星勘定に入っている。

・サンライズマックス・・・・上記のサンライズベガについても触れたが、オーナーの松岡隆雄さんは小倉記念こそ夏の最大の勝負所。当然、サンライズベガのみならずサンライズマックスも、当然オーナーの期待を背負った一頭に数えられる。「ずば抜けた活躍こそしていないけどね、小倉ではいまだに掲示板を外したこともないというのは素晴らしいね。理想はサンライズベガとサンライズマックスでワンツーをと、オーナーが口にしているようだけど、あながち冗談でも無さそうだよ」と某情報筋。およそ4ヶ月の休養明けとなるが、下手にレースを使わずに調整を進めてきたことが感じられ軽視出来ない一頭に数えられる。

・ワルキューレ・・・・「恐らくこの実績ではどの陣営もマークしないでしょうね」と語るのは相川。しかし、ハンデ戦においてはその実績は時に度外視して考えることが出来ることを某情報筋は加えて主張する。「48キロというハンデはそうそう目にするものではありませんね。例えばここではトップハンデの馬とは9.5キロもの斤量差がついてしまいます。これは裏を返せば、レース前からおよそ10馬身以上前にいるようなものです。この10馬身差は普通に走れば当然セーフティーリードになりますから」と続けた。また、終いには「ハンデの恩恵を受けているのは同馬だけではないので何とも言えませんが、展開が向くだけで連に絡む確率は飛躍的に上昇するでしょう」とも。

・ホワイトピルグリム・・・・金鯱賞で強豪を相手に4着と健闘。相手が強くとも条件さえ揃えば好走が目立つ同馬だが、その反面条件が整わなければ格下相手にもアッサリ負けてしまう弱さも見えるホワイトピルグリム。以前は条件が整わなければ、完全に蚊帳の外の一頭に数えられた同馬もこと最近では勝手が違ってきているようだ。「この馬は、実は雨に打たれるのも走りにくい馬場も好きじゃない。それでいて2走前があんな競馬。よほど具合がいいのでしょう。前走にしても、以前ほど坂を苦にする様子を見せませんでしたし、今回は得意の小回り平坦コース。55キロの斤量も恵まれましたし、陣営は随分と色気を持っているようですよ」とは某情報筋。加えて別の某情報筋も「中山であれだけ走れるようになったってのは驚いたが、あの走りが出来るようになった今なら終いも一伸び期待出来るんじゃないか!?」と評価した。

なお、予想につきましては夏競馬期間中につき、お休みさせていただきます。ご了承ください。