頭とお腹の健康セミナー(6)~胃・十二指腸潰瘍 | 9割がしらない❓補助金、助成金、保険情報と経営課題解決の総合ビジネスプロデューサー「マーシークエスト」

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胃腸の仕組みや健康管理に欠かせない基礎的なことをこれまで、まとまめてきました。




では、実際の病気について、どのようなものがあるのか、具体的に予防の観点からまとめてみます。


代表的な、(1)胃・十二指腸潰瘍という病気。


潰瘍とは、障害や刺激、炎症、ストレスなどが原因となって粘膜や皮膚がひどくただれたり、はがれたりする症状をいいます。


胃の粘膜から分泌される消化液が粘膜を傷つけてできる潰瘍を消化性潰瘍といいます。


かって、日本では十二指腸潰瘍よりも胃潰瘍の方が多くみられましたが、近年食事内容の変化や、生活習慣の変化によって十二指腸潰瘍を発症する人が増えてます。



①胃・十二指腸潰瘍の三大症状~「痛み」「過酸症状」「出血」



(ア)痛み~自覚症状で一番多く、90%が腹部に痛みを訴えます。

胃潰瘍や、十二指腸潰瘍になると、みぞおちの周辺が重苦しく、鈍く痛み、急性潰瘍のときは、みぞおちにズキズキと強い痛みを伴うことがあります。




(イ)過酸症状~胸やけ、げっぷ、胃が張るなどの症状がでます。もっとも多い胸やけは、酸性の胃液が逆流するためにおこるため、横にならずに座ったり、立ったりして上半身を起こしているほうが楽になります。



(ウ)出血~出血には2種類あります。


吐血~重苦しさやむかつき、嘔吐をともなって起こります。吐き出される血は、胃酸によって黒褐色に変わっています。吐血すると、顔が青ざめ、脈拍は速くなり、冷汗がでて、血圧の降下がみられます。





下血~便に血が混ざります。胃や十二指腸が出血した場合、胃液によってヘモグロビンが塩酸ヘマチンに変わり、タール便と呼ばれる黒い便がでます。



②原因


潰瘍ができる原因についてですが、消化液と粘膜を保護する粘液のバランスが崩れて、塩酸やペプシンが十二指腸の粘膜を傷つけて潰瘍ができます。


ふだん、消化力の強い胃液が自分自身の粘膜を傷つけ、消化してしまわないように、胃の粘膜からは粘液やプロスタグランジンなどの物質が分泌されて胃の粘膜を胃液から守っています。



そこに大きなストレスを感じたり、ストレスが長く続くと、それが視床下部にある自律神経の中枢に伝わり、自律神経の働きが乱れます。


すると、自律神経に支配されている胃は、その影響を受けてしまし消化液と粘膜を保護する粘液のバランスが崩れていくのです。





自律神経の働きを乱し、胃の内部のバランスを崩す原因には、ストレスのほか、脳や肺、肝臓など全身に及ぼす慢性病による不調や、解熱消炎鎮痛薬や副腎皮質ステロイド薬などの服用により、ホルモンや神経のバランスが乱れるために起こります。


③解消するための日常生活のポイント。


胃、十二指腸潰瘍は、一度完全に治っても、1年以内に20%の人が再発するといわれています。また治療によって小さくなった潰瘍が再び大きくなるケースもあります。再発を繰り返すと症状が重くなりますので、再発を予防することがなによりも大切です。



潰瘍の再発には2つのケースがあります。1つは、その人の潰瘍や胃の状態そのものが再発しやすいものであるとき。


もう1つは、暴飲暴食や過労など、生活環境や習慣が再発のきっかけになるケースです。


この場合、節制するなど、自身の注意や努力で再発を防ぐことができます。



日常生活では、なるべくストレスをさけ、栄養バランスの良い食事をとり、規則正しい生活を送ることが大切です。