〇〇のハンデを乗り越えた全米レスリングチャンピオン アンソニー・ロブレス
内藤です。
人には、それぞれ悩みがあり、また重荷を負って生きています。
それでもあきらめず、最善を尽くす時に道は拓ける。
2011年3月19日、アメリカのレスリング全米学生(NCAA)選手権で
アンソニー・ロブレスは、幾多の苦難を乗り越え、
決勝で、デフェンディングチャンピオンを下し、優勝しました。
最優秀選手に輝き、
1万7687人の大観衆のスタンディングオベーションの中
アンソニーロブレスは、両腕を高く天に上げ、声援に応えていました。
アンソニーは、ハンデをはねのけ、
幾多の苦難を乗り越えた勝利は、全米に感動を与えました。
彼の背負っていたハンデとは・・・
そう
アンソニーロブレスは、生まれつき右脚がないハンデを背負って生まれていたのでした。
片脚でホップしながらマットに進む姿を小さいころは周りに笑われながら、
それでも母の愛情の中、明るい性格で、前向きに努力してきたレスラー、アンソニー・ロブレス。
高校からレスリングを始めたアンソニーロブレスは、
どんな困難にもめげませんでした。
あるインタビューで、「片足がないことは、レスリングをするうえで有利なの不利なの?」
と子供からのメールでの質問に
彼は、こう答えました。
「人気をとるためにレスリングをしているのではないんだ。
レスリングが、好きだからしているんだよ。」
「自分の姿を見て、他の人の人生に良い影響を与えることができるれば・・・」
彼は、インタビューの中で次のように言っています。
「よく人は、片脚しかないことをハンデでしょって言います。
でも母さんは、あなたが片脚で生まれたのは、理由があるのよって言ったんだ。
神様からのギフトなんだって。」
「僕は、片脚で生まれてきた理由は、レスリングするためだと信じているんだ。」
「普段松葉杖をついている分、握力が他の人よりも強いんだ。」
「それが、自分のアドバンテージになっているんだ。
だから神様からのギフト。」
アンソニーロブレスの母親は、
彼が、ハンデがある人、障害者であるというアイデンティティをもつように育てませんでした。
私たちは、自分が信じたとおりに生きています。
片脚がないから、運動はやめておこうって思うこともできたかもしれない。
でもアンソニーロブレスは、そうではなかった。
彼は、片脚で生まれたのは、理由がある、神様からのギフトなんだと思っていた。
出来事自体は、変えられません。
ただし、その出来事に対して、どういう意味付けをするかは
変えられます。
最後に日本語の字幕付きの2分間のインタビューをご覧下さい。
最後の言葉には本当に感動するだけでなく、勇気をもらえます。
最後までお読みいただきありがとうございます。