東電OL殺害に新事実 | オレはこう思う

東電OL殺害に新事実

読売新聞より

平成9.3.19に発生した東電女性社員殺害事件で、強盗殺人罪により無期懲役が確定したネパール国籍の元飲食店員ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)が裁判のやり直しを求めた再審請求審で、東京高検が、被害者の体から採取された精液などのDNA鑑定を行った結果、精液は同受刑者以外の男性のもので、そのDNA型が殺害現場に残された体毛と一致したことが分かった。

大企業の管理職だった被害者(当時39)の私生活を暴くような報道が一部で加熱したため、日本弁護士連合会がプライバシー侵害を指摘する声明を発表する事態に発展した。

読売新聞より


気がつけば、あの事件からもう14年である。

ゴビンダさんは冤罪であると、当初から言われていたが一審で無罪となりながら二審で無期懲役。

ゴビンダさんの自白もなく、被害者の定期入れがゴビンダさんの土地鑑のない場所で見つかっていたうえ、当時DNA鑑定もせず。

これは彼を疑い、犯人と決め付ける予断が招いた捜査ミスでしかない。
被害者の遺体を当初から綿密に調べていれば、こんな冤罪にはならなかった。
第一、ゴビンダさんの血液型はB,被害者の体から検出された体液はO,こんなことは警察の初歩的な大チョンボである。

現場からはゴビンダさんの精液の入ったコンドームも見つかってはいるが、O型の精液もあったことを見つけられず、予断と偏見で無理矢理有罪へ持ち込んでいったのは酷いという以外に言葉が見つからない。

当時、マスコミの報道が静かになったのは弁護士連合会の声明だけでなく、東電の会社名が出されるのを嫌がった東電が、マスコミに圧力を掛けたという話を聞いたこともある。
マスコミにとって東電はお得意さんである。

被害者は論文で高い評価を受ける程の優秀な社員だったという。なぜ彼女が夜の渋谷円山町に?というプライバシーについてあれこれ言うつもりは全くない。
ただ、当時の彼女の直属の上司が、今の東電の勝俣会長であるということである。
勝俣は今何を思うか。