来たる8月15日(月)、農林水産大臣賞典クラスターカップJpnIII当日、JRA騎手招待競走の『東日本大震災復興祈念 JRA VS 岩手競馬』を実施しますのでおしらせいたします。

 この競走は、岩手及び東北の競馬ファンが普段なかなか目の前で見る機会が無いJRA所属騎手が、岩手競馬所属騎手との対抗戦を実施することにより、競馬を通じて「被災地に元気と勇気を少しでも取り戻したい」として、日本初のJRAチームとの対抗戦として行われるものです。

◆実施日時
 2011(平成23)年8月15日(月)・第8競走(15:05発走予定)と第11競走(17:05発走予定)
 ☆第8競走…(特)「東日本大震災復興祈念 JRA vs 岩手競馬 第1戦」(サラ系C1級 ダ1600m)
 ☆第11競走…(特)「東日本大震災復興祈念 JRA vs 岩手競馬 第2戦」(サラ系C1級 ダ1600m)
※なお当日は第10競走において「第16回農林水産大臣賞典クラスターカップ(JpnIII)」が開催されます

◆参加騎手
 JRA所属騎手『TEAM JRA』(7名)
 福永祐一騎手、岩田康誠騎手、川田将雅騎手、藤岡佑介騎手、田辺裕信騎手、中舘英二騎手、吉田豊騎手
 岩手競馬所属騎手 『TEAM 岩手』(7名)
 菅原勲騎手、村上忍騎手、阿部英俊騎手、山本政聡騎手、菅原俊吏騎手、齋藤雄一騎手、南郷家全騎手

 ●ルール
・JRA所属騎手7名と岩手競馬所属騎手7名によるチーム対抗戦
・レース毎に着順によるポイントを付与し、それぞれのチームの騎手の合計ポイントにより優勝チームを、また、個人の合計ポイントにより個人優勝者を決定 (各順位ポイント・ポイント付与条件は下記表のとおり)
・JRAチームは、今回新たに制作した同レースのみの『オリジナル騎手服』(制作/福島市 河野テーラー)を着用します
・JA全農いわて様のご協賛により、勝利チーム及び個人賞受賞騎手には岩手県産の農産物・畜産物が贈られます。
※ポイント表
着順…得点
1着…20
2着…15
3着…13
4着…11
5着…10
6着…6
7着…5
8着…4
9着…3
10着…2
11着…2
12着…1
13着…1
14着…1

注1)合計ポイントが同点の場合は、チーム内最上位の着順が上位であるチームを優先し、最上位の着順が同位の場合は、第2戦の着順上位を優先する。
注2)出走馬不足、出走取消、競走除外等、騎手本人の責によらず騎乗できなかった場合及び競走中止により着順がない場合は、その競走に出走した馬がすべて入線した場合における最下位と同じポイントを与える。
注3)同着の場合、ポイントはその着順以下同着となった馬の数に相当する着順までのポイントの合計を、同着馬の数に等分(小数点以下切り上げ)したポイントを与える。

◆当日の関連イベント
(1)「チームJRA」「チーム岩手」オリジナルマフラータオルプレゼント及び抽選会
 応援したいチームいずれかのオリジナルマフラータオルをプレゼントします。
 勝利チームのタオルをお持ちの方の中から抽選で、騎手プレミアムグッズをプレゼントします。

(2)「チームJRA」オリジナル騎手服&ゼッケン チャリティーオークション
 表彰式終了後、当日着用の騎手のサイン入りオリジナル騎手服とゼッケンのチャリティーオークションを開催します。
(3)「チームJRA」騎手、「チーム岩手」騎手等によるトークショーを行います
 両チームの騎手等によるトークショーを行います。

◆当日のその他イベント
 『東京ブラススタイル』と大槌町内の高校・中学校の吹奏楽部員による生ファンファーレ・合同ミニコンサート 等
 ※詳細につきましては別途、おしらせいたします


■福永祐一騎手コメント(「チームJRA」キャプテン)
 まず始めに、このたびの東日本大震災で被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 震災後より、自分たち騎手ができることは何かと考え、漠然とではありますが常々より被災地には伺いたいと思っていました。 そんな中で今回、岩手県競馬組合様に、交流競走を企画いただき、招待してくださることを騎手として光栄に思います。 いま、ひとりひとりが出来ることは限られていると思いますが、他の人たちにできなくて、自分たちだからこそできる『レースに乗って競馬をすること』で、少しでも被災地の皆さんに喜んでいただけるならと、参加させていただくことになりました。 たった1日のことですが、自分たちの競馬を見ていただくことでしか伝えることができないこともあると信じています。 この日の競馬を5年後、10年後も東北の皆さんの心の中に残してもらえるように、参加騎手全員が気持ちを込めて一生懸命に騎乗しますので、ひとりでも多くの方に足を運んでいただければ、とても嬉しいです。

■菅原勲騎手コメント(岩手県調騎会騎手部会会長)
 被災地に元気と勇気を少しでも取り戻したい」という趣旨のもと、関係者の方々のご尽力により、今回、JRAとの騎手交流競走という貴重な機会を設けていただきまして、深く感謝申し上げます。 今回の騎手交流競走は、JRA騎手と岩手競馬騎手の対抗戦として行われることとなり、岩手・東北のみならず、全国の競馬ファンの皆様に楽しんでいただきたいと考えておりますが、ファンの皆様の期待にお応えできるよう、そして、馬と騎手が心をひとつにしてゴールを目指す姿を通して、被災地に元気と勇気を少しでもお届けできるよう、一生懸命騎乗いたしますので、ご声援よろしくお願いいたします。 また、当日は、ファンの皆様と直接触れあえる機会も予定されており、大変楽しみにしております。是非、盛岡競馬場に足をお運びいただき、楽しい時間を過ごしていただけましたら幸いです。

(岩手県競馬組合ニュースリリースより)