一個前のブログでは原作ファンと3次元化されたものとの差異について書いたけど、では演者がやらなければならないことってなんなのでしょう。能登有沙です
私は「原作をものすごくものすごく研究すること」だと思う。
原作の「所作」、「イメージ」はもちろんのこと、
そのキャラクターが「原作ファンからどういう位置づけで見られているか」
をきっちりと把握することが、「2次元を3次元化させていただける」事への感謝の意なのではないのかと思います。
原作あり、なし、どちらのキャラクターも演じさせていただき、最近分かって来たことです。
特に「遙か~」の深苑君は、ものすごいキャラクターが私の中で固まるのが遅くて、
なんでだろ、なんでだろってずっと考えて
でも稽古で演じると一日一日キャラが変わっちゃってて、
これはマズイって思って、
周りの役者さんにも色々アドバイスもらって、練習もつきあって貰って…ってやってたのね。
(頭の中がパンパンになって、ちょっとの変更にも対応できなくなって、他の役者さんとスタッフさんに相談している時にドバァーって泣いて驚かせたこともあったっけ笑)
きっと私自身、原作なしの舞台でのキャラクターの方向性って、結構早い段階でカチって噛み合うから余計不安だったのかも笑
だから、すごくすごく研究して、深苑君を誰よりも好きになっていきました。
私が一番得意な技「キャラクターを好きなる!」を発動したんです!(笑←自然発火みたいなもんだけどねw
んで最終的に、遙か2の舞台を見てくださったお客様からは
「私のイメージとぴったり」
とか
「ゲームから出てきたみたい」
とか
「ゲームでは嫌いだったけど、能登ちゃんの深苑君を見てゲームの深苑君も好きになった」
などなど本当に有りがたい意見をたくさんいただいて。
そこで初めて、『私がやったことは間違いじゃなかったんだ』ってホッとしました。
明日から始まる舞台『Q~あなたはだぁれ?~』は、原作は無い舞台。
遙かで学んだ「キャラクターを研究する」ことが身についているので、
今までの私から脱皮した(?)演技をお見せできると思います
なんか、偉そうにだらだら書いてきたけれど、あくまでも22歳の小娘の考えや意見として受け取ってくださいねっ
よし!!いっぱい文章書いたし、(←文章書くの大好きっ)明日からもがんばるぞ~~~
衣装はメイド服れす~