解任か? | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

解任か?

報道によると阪神真弓監督の解任が本格化しそうです。


阪神という人気チームの宿命でしょうか、やはり成績が伴わなけれれば
厳しい現実が待っているんでしょう。


しかしファンあってのプロ野球。

このままでは期待が出来ないと、ファンが離れていってしまえば大問題です。

やはり声が大きくなった以上、フロントはアクションを起こすしかないところまできたんでしょうね。



ここで気になるのが、辞任と解任の違い。

辞任であれば自ら辞めるわけですから、契約年数が残っていてもサラリーは
発生しません。


しかし解任は会社側から解雇するわけですから、
残り契約年数の分までは支払わなければならないのが普通です。


ただし今は契約時に、解雇時の違約金などを組み込むことがあるかもしれませんね。


例えば契約途中に球団側から解雇を通告した場合は、
年俸ではなく違約金を支払うとかね。


ですから穿った見方をすれば、監督は辞任したくても、自ら辞めない方が
得策ともいえます。


逆に球団は、「自分から言ってくれないかな」と思うかもしれませんね。


この両者によるチキンレース的な駆け引きがあっても不思議ではありません。

まぁあくまで穿った見方として捉えてください。


そう言えば、昔、あるコーチが2年契約の一年目に球団から解雇されました。
理由は、監督交代によるコーチ陣一層の為でした。

しかし彼は優秀なコーチでしたので、直ぐに新しい球団のコーチに招聘されました。

つまり翌年は二重でのサラリーを得る事が出来たのです。