先日まで「暑い」と思っていたら、気がつけば東北地方は秋まっただ中。
標高の高い山々からは初冠雪の便りも届きました。
先週は行けずじまいでしたが、盛岡競馬場の紅葉も見頃を迎えつつあるのではないでしょうか。
秋本番を迎え 今週末の３連休はいよいよ南部杯ウィークを迎えます。
とは言っても今年は、ＯＲＯパーク盛岡競馬場ではなくＪＲＡ東京競馬場が舞台。
盛岡競馬場では、南部杯に替わって「東日本大震災復興祈念 第１回 絆カップ」（地方全国交流盛岡ダート１４００m）と、東北出身者による地方騎手招待競走「東北ジョッキーズカップ」（計２戦）が行われます。
さらにＴＣＫ大井競馬場を中心に全国の地方競馬場でも、「岩手競馬を応援する日」と銘打ち関連イベントが実施されます。
季節は絶え間なく移り行き、被災地の瓦礫の撤去も進み、難を逃れた内陸部では商業活動も復活してきました。
一方で、未だ仮設住宅に入れず避難所で生活する人も少なくありません。
壊滅した臨海地域は、見事な秋晴れの下で荒廃とした景色が広がっています。
復興なんてまだまだ先の話、被災地ではまだまだ全国からの支援を必要しています。
支援とは、義援金や救援物資を被災地に送るだけではありません。
東北の物を食べたり買ったりして、皆さんに喜んで頂くこと。
そして、機会があれば、東北地方へ、被災地へ足を運んで頂きたいと思います。
美味しい地酒と肴を堪能しながら現地の方々と交流をしてもらえれば、それが何よりの復興支援となり、大きな力になります。
南部杯が行われる東京競馬場では、岩手の物産展や観光ＰＲブースが設けられ、「さんさ踊り」「チャグチャグ馬コ」などの岩手を代表する無形文化財も披露されるとのこと。
盛岡競馬場でも、様々なイベントともに前述の「第１回絆カップ」や「東北ジョッキーズカップ」、さらに津波被災市町村支援競走も実施されます。
全国各地の地方競馬場でも、支援イベントが実施されます。
競馬ファンの皆さんには、お近くの競馬場に足を運んで頂き「競馬で心が一つになる日」を愉しんで頂きたいと思います。
そして岩手のこと、東北のことを知るきっかけとなって欲しいと切に願います。
競馬を愉しむことが復興に繋がります！
競馬で東北を！日本を元気に！
（岩馬るべ！東北プロジェクト 事務局 森川駿平）
