TARGETからリリースされた日本人プレイヤーモデル二種類を試投してきました。

K2はケータこと小野恵太選手の使用モデル。
昨年メキメキと頭角を表したケータくん、今年からTARGETのスポンサードを受けることになり、今回使用モデルがリリースされました。

もう一つのモデルEVERESTはBRAINのもじゃおくんこと高田好明選手の使用モデル。
D-CROWNを主戦場に戦っている選手ですね。

◎TARGET TEPPEN K2 2BA
全長41.0mm×最大径7.0mm×バレル重量16.5g 90%タングステン 重心位置Mid-Rear

ターゲットの新ブランドTEPPEN

このK2モデルは、後方の細かいシャークカットと滑らかなテーパーによりかかりすぎず、
すっぽ抜けも少ないデザインで構成され、中央付近のダブルリングカットが指先に
安心感を与えるデザインです。 バランスもセンターよりやや後にあり、後持ちの
プレイヤーには小野選手に近いフィーリングが生まれると思います。



◎TARGET TEPPEN K2 SLEEK
全長41.0mm×最大径7.0mm×バレル重量17.0g 90%タングステン 重心位置Mid-Front

ターゲットの新ブランドTEPPEN

このK2 SLEEKモデルは、形状・カットなどは2BAと同じですが、2BAと違い
バランスがフロントに近い為、ダブルリングカットを持ちたい方にもお勧めです。
バランスが前にあり、0.5g重くなった分の飛びの良さをお試しください。★


まずはケータくんモデルのK2。
プロファイルを見るとセッティング重心は2BAで3連ダブルリングカットの中心辺り、SLEEKでダブルリングの始まる辺りとなります。

両方持ってみてまず感じるのはSLEEKの重量感。
スタンダードな16.5gから0.5g重くなっただけなんですが、重心位置も前に移動したことでグリップするとかなり重量感を感じます。

ダブルリングカットを持って投げてみても面白いと思わせる形状ですが、ケータくん自身も含めて大多数の方はマイクロカットの施された後部テーパーをグリップすることと思います。

で、そこをグリップしてみると、2BAだと丁度重心のちょっと後ろをグリップすることになるので非常に馴染みやすい。自然にグリップできて自然とセットアップできる感じです。
SLEEKの場合重心位置からちょっと離れていることと重量増も相まって、重量感を感じてグリップすることになります。

まず2BAの方を投げてみます。
非常に投げやすいです。このテーパーは形状からして自分好みなので、ああ、これは気持ちよく飛ばせるなという予感はありましたが、そのとおりな感じ。
ミッドリアという重心位置と相まって、テークバック~フォロースルーに従って非常に素直に伸びてくれるバレルです。

次にSLEEKを投げてみます。
2BAとは飛びの印象がかなり違います。
かなり飛ばしやすいです。前重心によるタレは殆ど感じません。
ただ、2BAの方が自分には投げやすいかな、と感じました。

性格を一言で表すと、投げやすい2BA飛ばしやすいSLEEKってかんじですね。
ちなみにSLEEKの方はダブルリングをグリップして投げてみても割と気持ちよく飛ばせます。
重心持ちしたい方はSLEEKもオススメです。


◎TARGET TEPPEN EVEREST 2BA
全長40.0mm 7.4mm×バレル重量17.0g 90%タングステン 重心位置Center

ターゲットの新ブランドTEPPEN

このEVERESTモデルは、グリップに迷わない明確テーパーでデザインされ
太めのバレルが振っても、押しても綺麗に飛ばすこと考えております。
センター重心(バレルのみ)で、重さもSLEEKよりは控えたので
女性にも馴染みやすいモデルとなっております。



◎TARGET TEPPEN EVEREST SLEEK
全長40.0mm×7.4mm×バレル重量18.0g×90%タングステン 重心位置Mid-Front

ターゲットの新ブランドTEPPEN

このEVEREST SLEEKモデルは、バレルの特徴は2BAと変わりませんが
重く設定している分、コンバージョンを使用して投げた際にハード感覚をより体験出来ます。
バランスは2BAよりフロントサイドにあり、軽く振る、軽く押すだけで飛ばせるので
イメージに近い状態で狙えるでしょう。


こちらは抜け重視のカットとテーパーのバランスで飛ばすタイプのEVEREST。
2BAで投げてみましたが、17gと十分な重量があるのですが、自分には多少カットの抜け感のほうが前に出てしまっているように感じました。
テーパーの効果が薄いな、と。

そのためこのモデルはSLEEKの方がバランスが取れていると感じました。