星空を見上げるのが唯一の趣味になったのは
あまりにも孤独な山旅と
あまりにも星空を見上げ続けたせいなのかもしれない

到底言い尽くせないのに
なにかを言わずにはいられない孤独な人間たち

眩い太陽や雨の日や曇天の夜には
決して見えないけれど
その向こうの漆黒の宇宙に輝いている星々

人間など
つかの間の流星のような存在に過ぎないけれど
流星こそがこの世界に新しいものをもたらすもの
だからこそ生きている意味もある