東京スポーツ杯2歳S、有力馬情報? | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

お待たせしました。それでは今日東京競馬場で行われます東京スポーツ杯2歳ステークスの有力馬の情報です。


【展開予想】


有力馬の大半が末脚を活かしたいタイプ。逃げるのは内のキープビリービングだが、ペースは上がらずヨーイドンの競馬が濃厚。ただしそれを避けたいマイネルロブストの動きにも注意が必要。


【有力馬情報】


・5 エネアド・・・・兄は共同通信杯を制したブレイクランアウトという良血。クラブでの募集総額6000万円(一口15万円)という金額からも相当な期待を掛けられデビューを果たしたが、結果はクビ差の辛勝。果たしてこの結果をどう捉えるかで本馬の正確な評価とこのレースでの取捨が変わってくると、元JRA調教師の某情報筋は話してくれた。「確かに前回は辛勝でしたが、内容的には圧勝でしたね。何しろ前走時の厩舎関係者の評価は“馬がまだ目覚めていない”、“動きが物足りない”というもので、お世辞にも勝負気配は感じられませんでした。しかし蓋を開けてみれば関係者も驚くほどの脚を使って優勝。元々素質の高さは厩舎スタッフ全員が認めていたほどの馬で戸田厩舎の2歳勢でも3本の指に入るという話でしたが、前回のレース振りでさらに評価が上がったのは言うまでもありません。デビュー2戦目で重賞、相手もかなり揃ったここは楽な条件ではありませんが、一気に突破できるだけの能力があるのは疑いようのないこと。関係者も表向きは“胸を借りる”とコメントしておりますが、実際のところは相当な自信を覗かせていましたよ」と。3日に行われた調教では美浦に来ていた福永祐一騎手が稽古をつける熱の入れよう。兄が2着に敗れたこのレースで弟が雪辱を果たす。

・12 マイネルロブスト・・・・デキに関しては「キッチリ仕上がっている」と札幌2歳Sから1ヶ月半振りの出走も『不安ナシ』という結論で着地した。また某情報筋も「前走はマサミ(松岡正海騎手)が折り合いを意識し過ぎて位置取りが後ろ過ぎた。“勝った馬は強かったですがもう少し前々で競馬が出来れば2着はあった”と悔しそうに振り返っていたしね。今回は東京に替わるけど、切れるというよりも長くいい脚を使うからおそらく持ち味を活かすために早めの競馬を心掛けるだろう。馬場もパンパンにはならないだろうし、ここは有力所がこぞって脚を溜めるタイプだからね…。面白いレースになると思うよ」と太鼓判。確かにクラレントやエネアド、ディープブリランテにジャスタウェイと末脚自慢が顔を揃える今回は、展開的に同馬に食指が動く。

・14 ジャスタウェイ・・・・「ユウイチ(福永祐一騎手)はエネアドに乗ることになったが、決してこっちを完全に見放したわけじゃないし、逆にヒロキ(後藤浩輝騎手)からすれば大きなチャンス。力も入っていることだろうよ」と某情報筋が鞍上交代に関して触れたが、確かに前回の新潟2歳Sはモンストールの大駆けにあったものの、負けて強しの印象を植え付けた同馬に見限れる要素は何一つとしてない。むしろそれでオッズが上がるのであればオイシイ存在になる。エネアドの福永騎手ではないがこちらの後藤騎手も栗東で本馬のケイコに駆けつけ準備は入念。切れるイメージは既に出来上がっており脚を余す心配はないだろう。

・1 クラレント・・・・「太(小牧太騎手)もこの馬に対しては相当な期待を掛けているようだし、クラシックのパートナーとして一緒に向かいたいと考えているよう。来年を占う上でいいメンツが揃ったけど、クラシックを狙うためにはここで無様な競馬はできないというのが本音だろう」メンバー中唯一の重賞ウイナーであるクラレント。元JRA騎手である某情報筋は、鞍上と馬との呼吸が最も合っているコンビとして同馬を後押ししてくれた。そしてその信頼感が2歳戦には重要とも。橋口厩舎と小牧騎手のコンビで2歳戦といえば、09年に無敗で朝日杯FSを制したローズキングダムが思い出されるが、そのローズと現時点での比較で“遜色ない”とは別の某情報筋のジャッジ。日曜には兄リディルがマイルCSで初GIタイトル獲得に挑むが、陣営サイドとしてはその前に弾みを付けたいところ。

・6 ピタゴラスコンマ・・・・「追い切りは他の厩舎の馬を追いかける形になりましたが、こっちは終始楽な手応えで交わしていきましたね。時計自体は目立つものではないですが外を回ったことを考慮すれば及第点ですし、何より体つきに締りが出て無駄の少ない洗練された体つきになってきました。前走は休み明けで幾分緩さがありましたが、それでも勝ち馬とはハナ差。センスがあって完成度も高いので重賞のここでも十分やれる手応えがあります」追い切り後に関係者に突撃したところこのようなコメントが返ってきたピタゴラスコンマ。関係者の明るい表情は愛馬の充実振りを物語るもので、某情報筋も「メンバー中一ニのデキ」と明言している。コース・展開・馬場不問。マイナス要素の少ない同馬は当然の如く買い目指定の1頭に名乗りを挙げることとなった。

・9 ホーカーテンペスト・・・・「2歳馬らしからぬ貫禄は函館競馬場内の中でも一際目立つ存在」とデビュー時に某情報筋も高い評価を下していたホーカーテンペスト。勝ち上がるまでには少々時間を要したが、休み明けのレースとなった前走が圧巻の内容。某情報筋の相馬は狂っていなかったことを証明してみせた。「結果的に小回りで窮屈な走りになる函館は合っていなかったということ。前走は時計が掛かったことも良かったですが、広いコースでノビノビ走っていました。鞍上(横山典弘騎手)も“前よりも追ってからしっかりして力をつけている”と話していたようですし、1戦毎の伸びシロの大きさは他の馬よりも上でしょう」某情報筋の見解はここでも注目すべきとのこと。レース当日の雨予報も同馬にはプラスに働く。

・13 ディープブリランテ・・・・さて同馬の前走のデビュー戦だが、ゲートはそろっと出て二の脚で中団へ。鞍上との折り合いは完璧、4角手前から進出を開始して上がり最速で優勝と、レース振りについては非の打ち所はなかった。「夢を持たせてくれるだけの能力がある」「無事ならばクラシックを狙える器」こう関係者から賞賛される大器には、某情報筋も「★4つの評価に間違いはなかったと思っています。もちろん真価が問われるのは来年ですがね」と話しており来年のクラシックを賑わす存在になれるはずだ。今回天気は崩れる予報だが、同馬のデビュー1週前の追い切りが不良馬場の芝でのもの。ちなみに当時、後の萩Sで2着となる同厩のショウナンラムジを子ども扱いにした経緯を持つ。トレセンと競馬場では質が異なるが、それでも極端に苦にすることはないだろう。最後に某情報筋はこう締めくくった。「初物尽くしで決して楽観はできません。ディープ産駒の特徴からも、こと馬券となれば話は変わってきますが、先々を占う意味でレースには注目したいですね」と。


なお、予想につきましては、真に勝手ながらお休みさせていただきます。ご了承ください。