2011年版 パンドラの箱 | 投財堂のドタバタ妄想録

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兜町という聖地へ
夢を求め 金を求め彷徨う・・・
市場放浪記、改め・・・・・ドタバタ妄想録。

本当にあった不思議な話 トーナメント参加作品


今から20年前・・・

当時はちょっとしたパンドラの箱ブーム。
未来の自分に手紙を送ろう・・・というアレだ。

そう・・・つまり、1991年7月の事である。

=== 1991年7月当時 ===

20年後の自分に送る手紙?
何を書けばいい?
今から20年後といえば、2011年という事だな。
20年後か・・・
俺は、ちょうど40歳になってるはずだ。


     ※年齢は任意です※


20年後の自分に手紙を送る・・
何ともロマンチックな話ではないか・・・・・

俺は、20年後の自分に宛て手紙を書いた。

・・・・・・・・・

★20年後の俺へ★
今、これを呼んでいる俺は、勿論俺だ。但し20年後の・・・
どうだ?20年後の俺よ。元気でやっているか?

現在の俺は、知ってると思うが株式投資で生計を立てている。
20年後の俺よ、今はどんな生活をしてるんだ?
起業の夢が叶い、今は立派な社長さんか?
恐らくそうなってるんだろうなぁ。
俺の夢は、株で稼ぎ、20年後には小さいながらも
会社を経営する。その夢は叶ったのかな?
20年経った俺が、どんな顔してこの手紙を読んでいるのか・・
非常に楽しみだよ。
今の俺がアンタに会えないのは残念だが(当たり前かo(^-^)o)
これを読んでいる成功した20年後の俺に乾杯♪(^O^)
★20年前の俺より★

・・・・・・・・・

=== 2011年 現在 ===


今から20年前・・・
この木の下に、20年後の自分に向けたそんな手紙を
埋めた事を、俺は覚えていた。
20年後の今日・・・その手紙を掘り出して読む事も・・・

だが俺は、手紙を掘り出さなかった。
読む必要がなかったからだ。

ため息が口をついた。

「そろそろ寝るか・・・」

ダンボールの布団も捨てたモンじゃないよ。

(了)



※2008年3月4日の記事を加筆訂正※
http://ameblo.jp/touzaido/entry-10077208539.html