※メルマガ「台湾は日本の生命線!」より引用。


          メルマガ版「台湾は日本の生命線!」

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよ!

ブログ「台湾は日本の生命線!」 http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/

*************************************************************************
感動物語―これが台湾人の民族性!中国人とは違う (付:動画)


ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1703.html

東日本大震災の被災者救済のため、海の向こうで巨額の義捐金を集めてくれた台湾の人々。これに多くの日本人が感動したわけだが、あのように他者のために発揮された真心は、台湾人特有の民族性からのものであるらしい。

そう確信させる出来事がこのほど台北市内で見られた。

とてもいい話である。

台湾紙自由時報(十一月二十五日)の報道によると、十一月二十三日の朝、運行中の路線バスの中で若い女性の乗客が倒れた。他の客から知らせを受けた運転手の沈小翔氏(34)が駆け寄ると、女性は座席の上で仰向けになっていた。白目をむき、歯を食いしばって唇を破り、上着は血で染まっていた。

癲癇の発作と見た沈氏。携帯電話で救急車を呼んだ客もいたが、一刻を争う危険な状態だ。そこで乗客たちに聞いた。「この人を病院へ運ぼうと思うが、いかがですか」と。

車内には通勤を急ぐサラリーマン、すでに遅刻している学生、おかずを買って帰宅途中の主婦など二十人の客がいたが、いっせいに返ってきた答えは、「ハオ!」(そうしよう!)。

そこで沈氏は最寄りの病院を目指すことにした。乗客が電話で病院に連絡し、受け入れの準備を求めた。

しかし急げど道路は混んでいる。そこで沈氏はクラクションを鳴らしながら、マイクで「車内で緊急事態発生!恐れ入りますが道を開けてください」と叫んだ。それを聞いて他の車も道を譲った。

かくして沈氏は一キロの道のりを、わずか四分で走り抜け、女性を持ち抱えて病院に駆け込んだ。二人の乗客もそれに付き添って走った。

これで女性は何とか救われた。安心した沈氏は力が抜けて座り込んだ。気付けば自分のシャツは血で染まっていた。

二十名の「無名の英雄」たちはそこで下車し、他のバスを求めて去って行った。

メディアの取材を受けた沈氏は「私は英雄ではない。台湾では、誰でもこうする」と謙虚に答えた。そして他の乗客のことに話が及ぶと、「私一人では成し遂げることはできなかった」と語った上で、「これこそが台湾人の善良さ、勇敢さであり、我々が誇りにすべきところだ」と強調した。

「心さえあれば、誰もが救苦救難の観音菩薩となれるのだ」と訴えるこの記事は、第一面に掲載された。

みなでこれに感動し、これを見習おうと呼びかけたいのだろう。こうした報道姿勢もまた、台湾人の善良さの表れに違いない。

私もこの記事を読み、台湾人の温かい人情に、深い感動を味わったのだ。

そして一人でも多くの日本国民に、とくに「台湾人も中国人と同じ民族であり、台湾は中国に統一されるべきだ」と勘違いし続ける人々に、この隣の国の善良な民族性をもっと知ってほしい、感動、共鳴してほしい、「この国の人々こそ真の友人にするべきだ」と感じてほしいと思い、このエピソードをここで紹介する次第である。

--------------------------------------------------------------------------------

【動画】バスの運転手の善行を報じたFTV(民視)ニュースの映像

http://www.youtube.com/watch?v=Y1EmfBcuQ8Y&feature=player_embedded

(日本語訳)

乗客に癲癇発作 運転手が病院へ直行―民視ニュース

台北客運の橘5線のバスが23日に新北市中和区連城路を通行中、車内で女性客が癲癇の発作を起こし、危険な状況となった,運転手の沈小翔氏は他の乗客たちの同意を得た後、病院へと急行した。その間、客たちは協力し合って病人を助けた。その結果女性客は病院に運び込まれ、一命を取り留めた。
朝のラッシュ時にバスが双和病院前に停車した。乗客を乗せるわけでもなく、白シャツの運転手が女性客を抱えて降りてきた。そして猛スピードで急診室に向かって走った。

運転手:「そのときお客は白目をむき、歯を噛み締め、口から血を流していた。意識はなかった。それで病院に連れて行こうと決意した。私はとても怖かった。しかし一番大切なのはお客さんだ。だから怖がって入られなかった」

車内で乗客が沈氏に「癲癇で倒れた人がいる」と告げた。危険な状況だったので沈氏は直接病院へ運ぶ必要があると判断し、他の乗客の同意を得て、バスを飛ばした。

運転手:「車内で急病人。どうぞ道を開けてください」

沈氏はマイクで車外に放送。前方の車は次々と道を譲ってくれた。バスは連城路から、四つの停留所を飛ばし、12分かかる道のりをわずか4分で走った。

運転手:「人を救うときは何も考えなかった。お客さんを運び終えたとき、全身から力が抜けた。五時頃ご家族からお礼の電話をいただいた。そのときも本当に本当にほっとした。それまでお客の命は大丈夫かと心配だったから」

運転手の人命救助に対し、所属する会社は金一封を送った。運転を始めてわずか半年だが、こうした救出劇を演じたのだ。沈氏は「乗客から評価されたことが、今後の最大の励みになる」と述べた。