三遊亭 小遊三…万歳三唱事件2 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

三遊亭 小遊三…万歳三唱事件2

カラオケ付きなのに誰一人歌うでなし、ひそかに皆が飲んでいるのを横目で見ながら、こちらだけいつものように盛り上がっていた。


やがて談志師匠が『じゃあ悪いが俺は先に寝るからな…』と前座さんを連れて席を立とうとした。


その時カウンター席で飲んでいた一同が急に元気を取り戻し『お疲れ様でした!』と師匠を送り出した。


師匠がバーを出た後、一同は私を責めた。
『お前がいるからいつもは打ち上げに参加しない談志師匠が今日は来ちゃったんだ!』
『高座より疲れる打ち上げになったのは、お前のせいだ』と散々責められたところで、小遊三師匠が『じゃあ景気直しに歌う前に万歳三唱といこうじゃあねぇか!』との発案で小遊三師匠『バンザーイ』続いて我々が『バンザーイ』そして小遊三師匠『バンザーイ』と手を挙げた途端バーのドアが『ギィ~』と開いて『茂子…明日俺は朝メシ食わねぇからな!ところで小遊三…お前何しているんだ?』

小遊三師匠手を挙げ『バンザーイ』のままの形で『談志師匠の健康を祝っておりました。』すると談志師匠『べつに、お前に祝って貰いたくはないよ!』と去って行った。


その後私が責められたのは当たり前で、バンザーイもなく盛り上がることもなく解散した。


最近になってわかったことだが敬愛する人と時間を共有したい人は違うらしい。

立川談志…孤高の人だ!