キャーキャー言われない人生なんて【即席V系大作戦(第1回)】 | 僕が“バンドマン”を続けている理由。~バンド人生を本音で振り返る~

キャーキャー言われない人生なんて【即席V系大作戦(第1回)】

この記事について。
★即席V系大作戦(全10回)
└過去にとある雑誌で行った企画。
僕の知り合いのオジさんが【女の子にキャーキャー言われたい願望がある!】と切実に言うので、『だったら、即席でV系バンドをやればイイんですよ!』と、僕が数週間かけてプロデュースする企画。果たして、結果は?!当時の雑誌記事に映像など追記して、わかりやすく面白く綴っていきます!


第1回:キャーキャー言われない人生なんて

今、四半世紀以上ににも及ぶ我が人生を振り返ってみれば、ある一点において私は軽い寂廖感に苛まれる。

無邪気な少年時代、勉学に明け暮れた青春の日々、そして編集者としての年月。辛く悲しい出来事も数あれど、周囲の人々の助けにより大過なく過ごせたことを思えば、これはこれで満足すべき人生前半戦だったと言えよう。

ならば、心の中にくすぶり続けるこの寂しさはいったい何なのか。未だ充たされぬ乾いた思いはどこから来るのか。答えは一つ。

私は生まれてこの方、女性にキャーキャー言われた経験が絶無なのである。

勘違いしないでほしい。なにも、恋心を告げられたことがないとか、デートしたことがないとか、対価をを払わずにセックスしたことがないとか、そういうことを言っているのではない。

キャーキャー言われるとはつまり『黄色い』とも形容される、あの独特の声援を受けることであり、道を歩けば手製のクッキーや薔薇の花束を差し出されることであり、望んでもいないのに電話番号を教えられることである。

モテモテここに極まれりといった状態、その現場にただの一度も身を置いたことのない人生なんて幸福と呼べるのか。

今後、たとえ莫大な大金を手にしたところで、空虚感は常につきまとうに違いない。

中田、松坂、キムタク、ついでに中居クン…。うらやましいなあと思う。いや、最近ではうらやむのもバカバカしくて、彼らは住む世界が違うんだと無理矢理思い込もうとする自分がいる。

どうせいまさら努力したところでイタリアのサッカーチームやプロ球団に招かれるわけもなく、ましてわずか5、6人しかいないSMAPが加入を認めてくれようはずもない。

やはり私を含む世の大多数の男はモテモテの夢をあきらめ、人並の生活に満足するしかないのである。ああ、悲しきかな悲しきかな、我が人生。

続く・・


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