ハングリー | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

ハングリー

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp1-20111112-862238.html

落合監督らしいコメントです。


しかし「野球を興業」として捉えた場合は「?」ではないでしょうか?


昔だったら良いでしょう。

視聴率が20%を超えている時代だったら。


しかし今は、野球も娯楽の一つであり、スペシャルなものではありません。

日本シリーズだって、昔程のインパクトはありません。


であれば、少しはファンがワクワクするような発言をすることは必要では
ないでしょうか?


指揮官であれば尚更でしょう。

ファンに隙を見せてはいけないとは、やはり上から目線なんでしょうか?


これは業種が違って比較にはならいでしょうが、映画の封切の際には出演者が
時間を割いて様々なメディアで映画内容のアピールをします。


それは少しでも人に観てもらいたいからです。

人が入んなきゃ、収益も上がりませし、出演者だってギャラには関係なくとも
自分の価値が下がり、今後に影響します。


野球だって同じだと僕は思います。
元をただせば興業ですから。


人が興味を示さなければ、ただのボール遊びです。

選手が試合(商品)をアピールしなきゃ。


プロレスなんてもっともわかりやすい。
わざとリング以外でもトラブルを起こし、
次回に繋げるような遺恨を残す。ファンはそれを観て、また次も観たいと
思う。ドラマよりもシナリオが巧妙です。


もちろん出来る範囲で良いんです。
練習に支障が出る程とは言いません。


でも今後は広告活動やファンサービスも、野球の練習の一部として捉えた方が良いかもしれません。


ちなみに女子ゴルフはスポンサーやメディアへの対応について非常に厳しいそうです。
選手への教育含めて徹底しています。

ツアーの前夜祭には出席義務があります。


翌朝のコンディションだってあるでしょうが、それで崩してしまうのならば、それまでよ、って意味でしょう。


プロ野球界も、今のうちからそういう教育を選手に浸透させて
いくべきだと僕は思います。


プロ野球は恵まれてます。