アメリカ環境医学会によると、いくつかの動物実験では、不妊性、免疫の問題、加齢の進行、インスリン調節、主要臓器と胃腸系の変化など、GM(遺伝子組み替え)食品に付随した深刻な健康リスクがあり、GM食品と健康の悪化については偶然とはいえない関係、つまり、因果関係があると警告しています。

<妊婦と乳幼児が特に危険>
GM食品は、特に妊婦と子供たちに危険である。GM大豆をエサとして与えられた母親ラットの子供は、ほとんど死亡した。それに対し、通常の大豆を与えられた比較対象のラットの死亡率は10%だった。GM大豆をエサにした子供ラットは身体が小さく、生殖力がない可能性がある。

GM大豆を食べたラットの睾丸は、正常なピンク色から暗い青色に変色した。また、オスの子供ネズミの精子が変化(去勢)した。

GM大豆エサの母親の胎児は、DNAが変質していた。そして、GMトウモロコシを与えられたネズミは、子供の数が少なく、生まれた子供の身体も小さかった。

インドのハリヤナでは、GM綿の実を食べたバッファローの大半が、生殖上の合併症(早産、流産、不妊など)を抱え、生まれた子ウシの多くは死亡した。

米国では約20名の農民が、特定のGMトウモロコシを食べことが原因で、何千頭ものブタが不妊症になったと訴えている。想像妊娠になったり、羊膜を出産したケースもあった。乳牛も雄牛も、不妊症になった。

米国では、低出生体重児、不妊症、乳児死亡が、いずれも増加している。
 
 
<毒を生む食べ物>
GMトウモロコシとGM綿には、土壌細菌バチルス・チューリンゲンシスから生成されるBt毒素という殺虫剤(農薬)を組み込まれている。これらのGM植物を虫が噛むと、虫は胃が裂けて死ぬ。バイオ企業は、有機栽培の農家も天然のBt細菌を噴霧して害虫を退治していることを根拠に、Bt毒素は安全だと主張している。

だが、GM植物が生成するBt毒素は、天然のBtスプレーの数千倍の濃度を持つ。強い毒性をもつように設計されて、アレルゲンの属性を持っている。洗っても植物から落ちない。

さらに、調査によると、天然のスプレーでさえも有害であることが確認されている。ワシントンとバンクーバーでマイマイガを殺すために飛行機で散布されたときには、およそ500人にアレルギー反応もしくはインフルエンザ様の症状が出たと報告されている。同様の症状が、インドの全域でGM綿を扱っている農場労働者から報告されている。
モンサント社による臨床報告が改ざんされているのが判明し、これを受けてオーストラリアが輸入の禁止を行ったのである。MON863の欧州委員会の臨床試験では、マウスに重大な肝臓障害が生じるとこが証明されている。