9月23日、甲府、テツジン、始動【即席V系大作戦(第3回)】 | 僕が“バンドマン”を続けている理由。~バンド人生を本音で振り返る~

9月23日、甲府、テツジン、始動【即席V系大作戦(第3回)】

(前回の続き)

第3回:9月23日、甲府、テツジン、始動

数日後、トーゴー君よりアイディアが伝えられた。

これから新たにメンバーを募集していたのでは時間がかかってしょうがない。そこで、現在彼がプロデュースする山梨県の『セレスト・ビス』というヴィジュアルバンドの特別メンバーとしてライブに出演するのはどうだろうか。

『うん、いいねえ』

『東京の大物アーティストがやってきたことにして』

『なるほどね。で、それでモテる?モテるの?』

『大丈夫です。打ち上げも準備しますから』

彼いわく、この手のアマチュアバンドは、ライブ終了後にファンの子を交えた打ち上げを実施することが多く、モテモテ状態になるのはまさにそのときだという。

ステージて客席では距離がありすぎるが、打ち上げとなれば女の子たちもお目当てのバンドマンに気軽に接することができる。つまりその場で軽く会話を交わして、いわゆる『お持ち帰り』をしてしまえばいいのである。現に彼の現役時代もこのパターンで数え切れないほどの女の子をモノにしてきたバンドマンが山ほど居たそうだ。

『なるほど、それは2、3人まとめて持ち帰ったりも可能なわけ?』

『そりゃいくらでもいいですよ』

『あ、そう。フフフ、そうなんだ』

当初より、キャーキャーだけでなく、ファンからの肉体提供をもモテモテ度の指針として位置づけていた私としては、3P4Pとは願ったりである。

『で、佐藤さん、名前はどうしましょう?』

『名前?』

『ええ、X(エックス)なら、トシとかヨシキとか、みんな呼び名があるじゃないですか』

『あ、そうか。うーん、じゃあテツジンってのはどう?』

『はい?テツジンですか』

『そう、テツジン』

『うーん、、わかりました』

かくして私テツジンは、『セレスト・ビス』の特別メンバーとなり、きたる9月23日の土曜日、甲府市内のライブハウスに出演することになった。

続く・・

この記事について。
★即席V系大作戦(全10回)
└過去にとある雑誌で行った企画。
僕の知り合いのオジさんが【女の子にキャーキャー言われたい願望がある!】と切実に言うので、『だったら、即席でV系バンドをやればイイんですよ!』と、僕が数週間かけてプロデュースする企画。果たして、結果は?!当時の雑誌記事に映像など追記して、わかりやすく面白く綴っていきます!


■イベントのお知らせ
2012年
1月27日(金)
◎THOGOオフ会@新宿
└ノープラン。集まった皆で何かを生み出して、育てて行こう!という『ミーティングイベント』です。飲食しながらトークを中心にグダグダ過ごします。たまに映像や音楽も。もちろん質問は何でも受け付けます。初見さん大歓迎!楽しい夜を過ごしましょうッ!★
※詳細はコチラをご覧ください。

★お読みいただきありがとうございます!
是非とも読者登録アメンバー申請 宜しくお願い致します。
※エグい・キワどい内容に関しては【アメンバー限定公開】にします。

★80年代バンドブーム(ホコ天・イカ天)/90年代V系(ヴィジュアル系)浸りだったTHOGOとはこんな人物。
★特別連載『悪徳ライブイベンター(アメンバー限定)』の記事はコチラ
★バンドに目覚めた頃(13~16歳)の話はコチラ
★地元でのインディーズ活動(17~18歳)の話はコチラ
★地元でのソロ活動(18歳~上京直前)の話はコチラ