移民の国 アメリカ | 住めば都☆ベイエリアの日々

住めば都☆ベイエリアの日々

2008年から4年間、夫の転勤により、アメリカ カリフォルニア州 サンフランシスコ郊外のフォスターシティで駐在生活。 2児の母。 
2012年4月、日本に帰国いたしました。

サンクスギビングデーが近づくこの時期になると、
学校では 学年問わず 
”メイフラワー号に乗ってアメリカへやってきたピルグリム”についてのお勉強がございます。




今週、1年生の娘のクラスではこんな宿題をいただいてまいりました。




「おうちのひとにきいて、あなたのかぞくについてかきましょう」



・ わたしのおかあさんのかぞくのなまえは____ です。


  おかあさんの先祖は _____(国名)から _____(年)にやってきました。



・ わたしのおとうさんのかぞくのなまえは____です。

 
  おとうさんの先祖は______(国名)から_____(年)にやってきました。



・ あなたの先祖がアメリカに来たときの絵をかきましょう。




この宿題を見たとき、はっとしました。


「この宿題はクラス全員に出てるんだ。 ってことは・・・・

全員が”移民”ってことが前提なんだ!


そうなんですよ。 ここ、アメリカは移民の国なのでした。

いまさら、再認識。

「ずっと昔からここに住んでいたのよ」という人のほうがマイナーな国です。


四方を海に囲まれて、みんなが”黒い目・黒い髪”でっていう島国育ちの私には
なじみのないバックグラウンドの国。

息子が一年生のときはファミリーツリー(家系図)を書いてきなさいなんて宿題もありましたが、

今回の娘の宿題も同じ系統。

それぞれの生徒のルーツを書かせるなんて、日本じゃありえない個人情報の露出ですね(笑)



今週、娘のクラスにボランティアで教室に入っているときに、

生徒たちが提出したこの宿題を目にする機会がございました。

そして、あらためてみんないろんな国からやってきたんだな~と、その宿題を見て思ったわけです。


イギリス、アイルランド、イタリア、中国、フィリピン、インド、日本
・・・・

中には 1800年代にアメリカに来たという家族もいて、

ピルグリムのご先祖さまの絵を描いているお子さんも。


あ、ちなみに、移民じゃない娘の宿題。

考えた末に
「Both families are still in Japan.
We came here from Japan in 2008,」

と書かせて、私たち家族が日本から来たときの絵を描かせて提出しました。



4年生の息子のクラスでも、やはり今月 同じような宿題が。
「Pack a Suitcase」というプレゼンテーションをするため、準備をしておりました。

こちらも同じく、自分の先祖がはじめてアメリカに渡ってきたときのことを調べて、
そのとき先祖が祖国から 旅行かばんに詰めてアメリカに持ってきた荷物や、服装を披露し、
それぞれの祖国の食べ物や民芸品などをクラスのみんなに紹介するという内容でございました。

息子、このときのプレゼンテーションには、
日本の食べ物として”Sushi"を紹介するってことで、母手作りのカリフォルニアロールを持って臨みましたが、「『2008年に来た
って言ったら、みんなに『新しいね」と言われた」そうです。

アメリカに住んで もう4年目。
学校でいろんな国の方がいらっしゃるという環境にもすっかり慣れた今日この頃ですが、
なんだかあらためて、”ここって移民の国なんだな~”と思い知らされた宿題でございました。