集中力
CSは面白い。
やはり短期決戦は選手がマックスの力を出します。
とにかく必死です。
目の前の戦いに全力を尽くすので、見てる側とすれば普段より質の高い
試合であることは間違いありません。
昨日のパの試合でもスコアこそ2-7ですが、内容は紙一重でした。
その前の日ハムと西武とのゲームも僅差の試合内容でした。
思い知らされるのはゲームには流れがあると言う事。
誰かが少しでもミスか、気の抜いたプレーをすれば、一瞬にして
流れが変わります。
チャンスを逃せば、相手にチャンスが移ります。
昨日の試合で言えば、8回に同点のチャンスを逃がした西武と
2死から造ったチャンスを一振りで決めた松中選手との差です。
おそらく西武が同点にしていれば、松中選手のホームランもなかったでしょう。
さて、ここ数試合、パの試合を見ているのですが気づくのが
西武フェルナンデス選手の集中力です。
解説者の方は、「外国人は短期決戦になると別人のように集中する」と
言っていますが、本当に彼の打席での集中力はシーズンと全くは異なります。
2ストライクまではフルスイングですが、追いこまれると完全にスタイルを
変えます。きわどいボールは振りませんし、四球も選びます。
丁寧に打っています。
シーズンもこれぐらいの気持ちでやれば、タイトルの一つは獲れると思うほどです。
まぁ、それが出来ないから、短期で集中出来るのかもしれませんけどね。
しかし何故、外国人はこのように集中力を高める事が出来るのでしょうか?
おそらく試合前の練習やロッカー時ではグダグダだと思います。
音楽聞きながら、ぺちゃくちゃしゃべりながらね。
これが日本人だったら即効アウトでしょう。
ただ、このギャップと言うか、テンションの運び方がミソかもしれません。
考えてみれば、人間一日中に緊張してたら身体が持ちませんしね。
文化の違い、国民性と言えばそれまでかもしれませんが、
昨年のロッテやボビーが監督をしていた時のロッテもどちらか言えば
自由な雰囲気で選手がリラックス出来た環境でした。
だからこそ短期に強かったのかも。
ただそれには、力、技術が基礎として持っている選手であることが条件ですけどね。
西武は崖っぷちですが、今日の試合のフェルナンデス選手を楽しみにしたいですね。