「クリープ」と「ブライト」はどこがどう違うか?? | さりげなく★スローフード
2008-12-28 00:41:56

「クリープ」と「ブライト」はどこがどう違うか??

テーマ:食の話題
スローフードすぎなみメンバーの「さわやこおふぃ」さんのコーヒーに出会うまでは、ぼくはもっぱら紅茶派でした。
いまは、コーヒー・紅茶、半々くらいです。

17年前にロンドンに住んでいたとき、とにかくあちらの人が紅茶を一日にぱかぱか飲むのには驚きました。
それも必ずミルクティーです。
牛乳を先に入れないと、怒られます。
マグカップに、50mlくらいの牛乳を入れておいて、その上に濃い目に出した紅茶をなみなみと注ぎます。

それにすっかり影響を受けまして、ぼくも紅茶を飲むとき、基本はミルクティーです。
ただし! 日本のスーパー等で売っている通常の牛乳だとどうも薄くて、美味しく淹れられない・・・・・・
コーヒーフレッシュは、基本的に添加物だけで出来ています(乳脂肪分が入っている製品もありますが)ので、論外。

7月に「コーヒーフレッシュにはミルクは入ってませんが・・・・・・」という記事で、その辺の顛末に触れました。
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10112746178.html
そこで、ぼくが好むのが、クリープです。

「クリープを入れないコーヒーなんて・・・」というCMが昔、はやりました。
まあ40代以上の人じゃないとわからないかと思いますが・・・。

もうひとつ、ブライトという粉末ミルクがあります。
しかし、ぼくはブライトには見向きもしません。

クリープと、ブライト。
どちらも粉末のミルク・・・・・・ですが、この二つは似て非なるものです。
何がどう違うのでしょうか?・・・・・・
成分の違いです。

■「クリープ」(森永)
原材料: 乳製品、乳糖、乳たん白、pH調整剤

■「ブライト」(ネスレ)
原材料: コーンシロップ、植物油脂、砂糖、カゼイン(乳由来)、pH調整剤、乳化剤、香料、クチナシ色素

一目瞭然です。
ブライトには、乳脂肪分がこれっぽっちも入っていません。
つまり、コーヒーフレッシュと同じ類の、ミルクもどき。

ネスレといえば、「ネスカフェ」。
「世界のコーヒー市場を支配する4つの多国籍企業」の一つで、「世界最大の食品・飲料会社」です。
その主力商品の一つ、「コーヒーにブライト~」というわけで、添加物でできたブライトをカップリングで製造・販売しているのだから、まあなんと言うべきか、です。

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●世界のコーヒー市場を支配するのは、4つの多国籍企業。
・ クラフト・フーズ (世界第二位の食品・飲食会社。日本では、味の素との合弁会社「AGF(味の素ゼネラルフーヅ)」が有名)
・ ネスレ (スイスのヴェヴェイに本社を置く、世界最大の食品・飲料会社)
・ P&G (米国の大手日用品メーカー)
・ サラ・リー (シューケア製品ブランド KIWI(キィウイ)が有名)
「映画『おいしいコーヒーの真実』から垣間見る生産地の現状」
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10104335390.html
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一方、クリープは、ほぼ完全に乳製品からできています。
だからやっぱり、風味がいいです。

紅茶を淹れるときは、クリープを大量に入れて飲む。
粉末なので、紅茶が冷めないのもいいです。
おかげで、無くなるのが早いのですが、やっぱり、「クリープを入れない紅茶なんて・・・」なのです。

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昭和26年
「生クリームのパウダー化」の論文との出会い
昭和28年
クリープの完成
昭和35年
日本初インスタントコーヒーが森永製菓から発売
昭和36年4月
クリープ発売
昭和41年
MDドライヤーの開発、導入
昭和40年代
「クリープを入れないコーヒーなんて・・・」
新広告開始
http://www.creap.jp/index.html
クリープ 280g 【0602730】
¥575
森永乳業(株)