算数教育ワールドでは,「かけ算の式には正しい順序がある」ことが前提になっている実例 | メタメタの日

 
メタメタの日-金田調査

メタメタの日-かけ算調査
 

 小学2年でかけ算を初めて教わるとき,式の書き方の順序を教わるが(導入段階では,これは,そうあるべきものと思う),ガラパゴス的進化を遂げた算数教育ワールド

(「ガラパゴス」@http://blogs.itmedia.co.jp/magic/2011/12/6886-2d5b.html

では,この順序は,大人になっても守るべき正しい順序扱いをされている。

 そして,この順序が小学2年では「正しく理解されている」が,年を追うに従って,「正答率が落ち」,大学生では6割以上が「間違える」などという調査結果が大学の紀要に載っている。

 大半の大人が「間違える」,社会の常識が「間違っている」とする,算数教育ギョーカイの常識の方が,実はおかしいのではないか,という反省は無いのだろうか?




 「学年が進むと正答率が低下する」の出典は,『小学校算数 これでバッチリ!計算指導』(清水静海編著,20113月,文渓堂)。調査は,全国小学校36校,中学校15校,計51校,小学生8268名,中学生3114名,計11382名に対し,30問前後の出題で実施された。

 

 「小学2年生の乗法場面に関する理解」(金田茂裕)の出典は,『東洋大学文学部紀要第62集 教育学科ⅩⅩⅩⅣ2008年』。




 いずれも,「わだいのたけひこのざっき 」で存在を教えられたものですが,その評価は180度異なります。http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20111229/1325095515




 なお,「掛け算順序固定」問題対策本部が設立され,それへの資料提供という意味もあります。

http://www18.atwiki.jp/kakezan/