琉球王 仲井真知事はいまや国務大臣より偉い。 | 加納有輝彦
テーマ:ブログ 少し前のブログに以下のように書いた。
これに関し少々訂正しなければならない。
昨年10月、名護市内で住民2200人余りが参加した「北部振興推進・名護大会」
(普天間の)危険性除去と、固定化を避けるためにも日米合意に沿って早期に進めるべきと沖縄において初めて賛成派が本音の声をあげた歴史的大会であった。
その大会で辺野古移設と北部振興はリンクするのに、しないと言って来た政治家はみんな嘘つきだ!という声もあがったのである。今までの沖縄では考えられない変化である。
と少々興奮気味に書いた。
反対派の声しか公にできなかった沖縄から、基地受け入れの声が公に宣言された事に意義を見出したのである。
当時、北部振興費が停止されていた。
辺野古移設が進展していなかったからだ。
これである意味、地元の業界は干上がっていたわけだ。
ゆえに、日米合意の履行を訴えた。
しかし、そこには尖閣問題に端を発した安全保障上の危機意識もあったと地元関係者の方から聞いており、その点に意義を見出していた。
しかし、2012年度予算で、内閣府の沖縄振興費が2937億円が組まれ、(仲井真氏の3000億円要求に対して、満額回答)このうち、沖縄県独自の一括交付金1575億円を仲井真知事が手にした途端、空気は変わった。
特に、何もしなくてもお金が入ってくることになった。
安全保障の危機意識の目覚めもあることを信じたいが、しかし、干上がっていた北部にもお金が流れてくることになれば、何も「日米合意の早期履行」と声をあげる必要もなくなった。
琉球王国、国王の仲井真知事にたてついて、お金をもらえなくなれば大変だ。
静かにしておればよいのである。
よって、「日米合意を履行せよ」という声は消えたのである。
決して、尖閣問題等の安全保障上の問題意識まで消えたとは思わない。
しかし、仲井真王国の支配下、仕事をもらわねばならない立場。
下手なことは云えないわけである。
北部振興費というアメが切れた時、安全保障の危機意識が芽生えたのでなく、単に干上がって騒いだだけとは信じたくない。
それにしても、歴代防衛大臣が沖縄に詣で、仲井真知事にペコペコ頭下げている図を見ると、沖縄県知事は、もはや国務大臣より偉いのだと思う。一抹の危うさを感じるのは私一人ではないと思う。
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