記事-49 抗議行動
平成24年2月26日(日)
中ノ郷本部抗議行動~今回は記事50・51で動画をつけました。
2月24日(金)東京管理職ユニオン及びその協力団体は中ノ郷本部に抗議行動及び団交応諾の申入れをしました。
労働委員会の審問(証人調べ)は無事終わったんですが、その後管理職ユニオンの会議で「この案件は見通しが付きつつあるが取り組みがどうも物足らない。何故って我がユニオンは闘う集団なのにこの案件では団交などの話合いしかしていないし、不真面目な「0」回答や「団交拒否」も黙って受けている。多分中ノ郷は管理職ユニオンはこんなもんだと思っているよ。幾ら在職中であっても少しは締め付けた方がいいね。」なんて意見が出ました。それじゃあ抗議行動を始めようとなったのです。
管理織ユニオンは他の仲間のユニオンと日を決めて、朝から夕方まで社会のルールを守らない不良企業を街宣活動で巡る行動があって、今回それに組み込むことにしたのです。午前中リコーとJR東日本への街宣を行い、昼休み後の3件目で中ノ郷に向かったのです。私の所属する東京管理職ユニオンのほか、上部団体全国ユニオン、東京ユニオン、派遣ユニオン、JR東日本労組、全日本建設運輸連帯労組にも来て頂けました。
PM1:00頃 この日は役員会があるらしいとの話があったので、役員室の直下の道に集合し主だったメンバーがマイク片手に演説を始めました。しばらくすると自転車に乗ったお巡りさんがやって来て、「何してるんですか?」と聞くので「労働組合の街宣です。うるさくて申し訳ないです。もう少しやったら引揚げますから。」と言うと、「そうですか。」と言ってにこやかに帰って行きました。
管理職ユニオンが来たんで驚いた中ノ郷が呼んだのでしょう。お決まりの反応です。
大体ユニオンに押し掛けられる企業は雇用で変なことをしているんです。でもユニオンが来るとそれを忘れ、泡を食って警察にSOSするんですよ。
しかし警察は民事不介入が原則です。労働紛争は完全な民事ですから呼ばれて来たって乱暴なことでもしていない限り現場確認をするだけで直ぐ帰ってしまいます。何処でもそうですよ。
直ぐ足元でやっているんですから中ノ郷のお偉いさんに良く聞こえたと思いますよ。中ノ郷の役員会は何時も高級「うな重」が出るそうですが街宣を聞きながらのお食事は困ったでしょうね。
そんな訳で30分位演説をやってから仕上げに団体交渉の再開を要求する申入れをしようということになり、本店を通って2階の本部受付に上がっていきました。
するとそこに新旧の総務課長のお2人がおいででした。「申入れなので責任者を!」と言うと「今責任者は居ません。」との返事。役員室には全員居るだろうと言っても「居ません。」「居ません。」の繰返し。幾ら言っても責任者を呼ぼうとしないので、「これは申入れだけなのだから、受取ればそれで済むんだよ。」と言い聞かせても分からないんですね。仕方ないので「貴方達が受取り取次げばいいよ。」と言っても、それさえも拒否し「帰ってくれ。」と言うばかり。役員室に隠れて出たがらない役員の意向を犬のように守ることが自分の役目だと思っていたんでしょうね。
そのうち警察を呼ぼうとかボソボソ言いながら電話やパソコンの間を2人で行ったり来たりしているんです。それも私達に丸見えの所でね。多分警察に手当たり次第に電話して誰か一人でも呼べないかとあがいてたんでしょう。お巡りさんは既に来ていてそれもさっさと帰ってしまっているのにね。
私が「あの、貴方たち一体何してるの?」と聞いても眼中にない様子。私たち一同も呆れ返ってしまい「あとで責任者に渡しといて。」と言い申入書を置いて引き揚げました。
責任者(これ迄かかわって来たあの旧総務部長あたりか?)が出て来て、「後で見ればいいというだけなら受取っておきます。」と言えばそれでお終いなのにね。前面に出ようとしない役員も情けないし、出て来た2人の応対もお粗末です。管理職ユニオンは居留守じゃかわせませんよ。まあまた行けばいいんだから。
PM1:50頃 そんなこんなで結局演説をした場所に再集合しシュプレキコールで締めくくり引き揚げました。抗議行動はざっとこんな感じでしたね。
なお今回は初めに書いたように記事50・51で動画をアップロードしました。
記事51は我が管理職ユニオン書記長、
記事51は仲間の東京ユニオン委員長
(分かり易く言うとあの品川駅前の
京品ホテル争議を指揮した方です。)です。
その後は凶暴な所長夫人が気に入らない女性所員を殴って焼きを入れるという素晴らしい某大会計事務所、組合潰しのため組合の拠点になっていた国際オペレーター通話業務を組合もろとも廃止するというKDDIへの街宣を行い、夜は有期雇用法制改正について日本労働弁護団弁護士、国会議員、各界代表者を招いた集会に向かい、最後に打ち上げの大呑み会になって終わりました。
この後中ノ郷はどうするんでしょうね?