誰が「南京大虐殺」を捏造したか④ | 中谷良子の落書き帳

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核武装・スパイ防止法の実現を

こちらのつづき

★相次ぐ反宣教師暴動‏★

それに、支那人は外国人をたらしこむ独特の技法を持っている。
その点で天才的な能力を発揮したのは、支那の“国父”とされる孫文(逸仙)である。

革命のためと称して、日本人やアメリカ人、東南アジアに住む華僑らを騙して巨額の資金を巻き上げ、ことごとく浪費した。
その孫文の衣鉢を継ぐと称した蒋介石も嘘の巨匠だ。

蒋介石が騙した最大の集団は支那人とアメリカ人、日本人であるが、最初にたらしこんだ欧米系の外国人は、孫文が支那に招いたロシア人である。

アメリカ人のプロテスタント派の宣教師がこれに次いだ。
アメリカは19世紀から支那の門戸開放を謳ってきたが、実際に進出したのは、奥地の隅々まで入り込んだスタンダード石油を除くと一般企業は少なく、主な勢力は宣教師であった。

ここに支那史の特殊性がある。
かれらは超低賃金で雇った現地人召使にかしずかれ、高い瓦塀に囲まれた“コンパウンド”での優雅な生活を守るため、アメリカ国内を

「4億人の民が間もなくキリスト教徒になる」

と、絶えず宣伝して回った。
アメリカ国内の無数の信者は、支那人は愛すべき民族であるとのイメージを植え付けられてきた。

言外に、支那人は白人に比べて劣る人種であるというのと大差なく、信者たちの優越性を満足させた。
特筆すべき点は、宣教師がアメリカ外交に干渉したことだ。

1920年代の半ば頃、支那におけるプロテスタントの宣教師の勢力は、カトリックの1.5倍、約8000人が、全土に張り巡らせた1140ケ所の拠点で活動していた。

その背景にいたのは、アメリカ本国にある様々な宣教師派遣団体、YMCA、それに、支那に対象を絞ったキリスト教系の慈善団体である。

これらの団体は、傘下の教会に通う無数の信者・選挙民を擁していたから、政治家は宣教師団体の意向を無視できなかった。

ために、アメリカの対支那外交はバランスを失した。
しかし、支那民衆は宣教師を憎悪していた。

それが最高潮に達したのが1900年の義和団の乱であり、そのあとでは、1926年~1927年の前半にかけても反宣教師暴動が相次いだ。

これは、国民党の軍事指導権を握った蒋介石が北京政府の打倒を目的に、いわゆる北伐軍を率いて南部の広州を出発してから揚子江(長江)沿岸に到達するまでの期間である。

各地の民衆に襲われて、多数の宣教師が支那からの脱出を余儀なくされた。
ところがこの間、蒋介石が反共クーデターを実行し、しかもキリスト教への改宗の意向を示したことから、居残ったり、戻ってきたりした宣教師の間に、蒋介石は民主主義の擁護者であるとの声が挙がった。

なかには

「蒋介石が進めている革命は、わが国の独立戦争に匹敵する」

という者さえ現れ、所属する上部団体に手紙を書き、アメリカ国内の新聞、講演旅行、集会などを通じて支那の権利を訴えた。

さらに、200万人の会員を擁する宣教師派遣団体がアメリカ政府に請願書を提出するまでになった。
以後、「蒋介石は民主主義者」とするアメリカ人の固定観念が支那事変、日米戦争、戦後を通じ、長年にわたって持続する」

これ以外にも、個人的理由から蒋介石に擦り寄った宣教師がいた。
その典型が前記のフィッチ夫妻である。

「屑鉄輸出禁止」キャンペーンと「南京大虐殺」のでっち上げと流布に大車輪の働きをした。
「南京大虐殺」の流布について、日本では新聞、雑誌、ルポライターの働きによると見る人が多いが、実際はアメリカ国内で発行されていた各宗派の機関紙類が先行していた。

「クリスチャン・アドヴォケート」
「ミッショナリー・レヴュー・オブ・ザ・ワールド」

などである。
蒋介石が操ったもう1つの職業人は、アメリカ人のジャーナリストである。

特派員では「ニューヨーク・タイムズ」のティルマン・ダーディン、「シカゴ・デイリー・ニューズ」のアーティボルト・スティールらがおり、地元で週刊誌を出していたジョン・パウエル、アメリカで写真週刊誌「ライフ」を経営していたヘンリー・ルースも蒋介石の手先だ。

これらの人物は、真相の追究に興味を見せなかった。

無辜(むこ)の庶民が飢えや病気、匪賊(ひぞく)の蛮行で大量に死んでゆく支那社会の現実や官僚の腐敗、蒋介石一派の悪行に目をつむり、蒋介石が自由と民主主義のために日本と戦っていると書き、でっち上げの「南京大虐殺」を報道した。

蒋介石のプロパガンダに乗せられた人物のうち、最も高い地位にいたのはアメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトだ。

~古荘光一~

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⑤へつづく

★中国経済 2011年成長率は9.2%?


★中国共産党の暴政


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