残念な卒業式 | 西田 薫のブログ

残念な卒業式

本日10時より、私の母校でもあった(統廃合で名前間変わっていますが)
地元の高校の卒業式でした。



冒頭の国歌斉唱の際、不起立教員がいました。
生徒たちの前で、それも一番前の席で。



式の始まる前、校長先生に
「先日、他校で不起立の件が報道されていましたが、
まさか本日はそんな事はないでしょうね~」っと
会場に入る前に歩きながら話をしていました。


驚くことに校長曰く
「分かりません。 職務命令は出しましたが。」とのご回答…。


びっくりしました。「分かりません」って?
まるで他人事のように。





警察組織だったらどうでしょう。


凶悪犯が立てこもっている。
現場を指揮する上官に、部下は突入してもらえますか?との問いに
「分かりません」って答えるでしょうか?

校長って何なんでしょう。

長々と立派なご挨拶をされていました。

しかし、それを生徒たちにいう前に、
ご自身の学校の教員にしっかりと伝えてほしいです。


式典の中、来賓紹介として一番最初にご紹介頂きました。
いつもなら「卒業生の皆さん、卒業おめでとう~」っと
大きな声で一言話しますが、
本日は
「皆さん、ごめんなさい」。
「社会の常識、社会のルールを教えるのも学校なのに、
そのルールうを守れない教員がいることをお詫びします。
ほんとうにごめんなさい。」と…。


こんな挨拶したのは初めてです。




その呆れた不起立教員は、卒業証書授与の間も
横のクラス担任の教員とペチャクチャペチャクチャと笑いながら話してました。

座り続けた事に勝ち誇っていたのでしょうか…?

私は、ただただ純真無垢な子ども達に、お詫びの気持ちでいっぱいでした。
申し訳ない気持ちで、笑うことも出来ませんでした。
このような不謹慎で偏った思想を持った教員に、触れさせていたことに。
それも公教育の場に於いて。



教育の正常化、急務に取り組まなければと改めて思いました。