年末スーパーで見つけた「不二家ネクター」のペットボトル。
思わずカゴへ忍ばせる。会計時レジの先で買い物袋を広げて待機すると、不満げな視線が飛んでくる。
「確かに入れました」と言う視線で返す。
合流後「こんなもん、○ッピー(長男の事)しか飲んでくれないよ」という。確かに500mlは、一気に飲み切る自信が無い。
この3連休に帰ってきた息子を待って、ようやく開封。
他のジュースとは違うドロドロ感と、ジョージアミルク缶コーヒーと双璧をなす、頭の深いところが、ずんと痛くなるような甘さ。
グラスで飲む息子に女房が声をかけると、「これくらい、普通に飲めるよ」と言っている。
期待を込めてペットボトルを傾けると、なんだかがっかり。
昔に比べかなりあっさりして、粘度も落ちているうえに、甘くない。
これでは頭が痛くならない。
昔通りの味では、だんだん売れなくなっちゃうのでしょう。
息子と言えば、人気アイドル○KBの「△□みな」と言うメンバーに、遺失物の引き渡しをしたと言ってました。
母親は「あのくらいになると、マネージャーか誰かが取に来んじゃないの?本物?」と疑ってます。
高校生の娘にとっては、今をときめくスターの様で、「サインもらった?」とか「握手した?」とか聞いていましたが、「受領のサインはもらいましたが、業務中なので余計なことはできません。基本的に本人以外には渡すことはありません。いったいお前等は仕事をなんだと思ってんだよ!」と突っ込んでおりました。
本当のところは、あまりにも普通で、名前を書かれるまで、気付かなかったそうです。
その昔、親の世代は、ピンクレディーのミーちゃんとケーちゃんの区別がつかなかったようで、「毛の長い方が、ケーちゃん」「身の詰まっている方が、ミーちゃん」と教えましたが、48人もいたり、他にも同じようなグループがあったり、韓流とごっちゃになったりで、違いがさっぱり解りません。
研究の結果、頭のてっぺんからちょっと横に髪を結んだ、「大沢あかね」の様な感じの娘が「△□みな」のようです。
これで、5人くらい覚えたことになります。犬種だったら100種ぐらい言えますが、アイドルはここらが限度です。
「すごいな~、さすが東京だな~」と、田舎娘は、東京さへ出るのを楽しみにしているようです。
あの人ゴミからいかに遠ざかるかが、本当の贅沢だという事に気付くのは、ずっと後になってからなのでしょう。
あ~あ、息子が帰っちゃった。