無人販売所の野菜を持ち逃げするのは泥棒です | いちごいちえ通信

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ようこそ!家計のお医者さん、細井真紀です。
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昨日の話。「あそこの無人販売所にある野菜、安くて新鮮なんだよ!」という母のひとことで、それまで走らせていた車を止め、ちょっと寄り道をしました。

先月半ばに降った大雪の影響で、まだまだ野菜の高値が続いている昨今。このような無人販売所の存在は、家計管理や健康維持の救世主として大変ありがたいものです。

その販売所で、私は新鮮なほうれん草を1束100円で買わせてもらいました。もちろん大満足でしたが、その直後に母から聞かされた話で、私の楽しい気分は一転させられてしまいました。

こんな話です。
「つい最近、私がここで野菜を選んでいた時なんだけどね。1台の車が止まったと思ったら、そこから出て来た人がバッと野菜を両手にひとつずつ掴んで、そのままお金を払わずに行っちゃったのよ。たまたま少し離れたところに農家のおじさんがいたみたいなんだけど、小走りに近づいてきて「またやられたかぁ…」って言ってたのが聞こえちゃってね~。」

農家の人が直接販売してくれるからこそ、安くて新鮮な野菜が買える無人販売所。農家の人たちは私たちを信じて、そのような場所を設けてくれているはずです。それなのに…。同じ人間として、そういう行動をとれる人がいるというのは本当にガッカリです。心底腹が立ちます。

また、こんな話も聞かされました。ある時、母が別の場所で、数人の友達と無人販売所の前を通ったことがあったそうです。その時、母がある野菜を買おうとして箱の中にお金を入れようとしたのですが、「そんな、お金なんて入れなくてもいいんだよ~」と言った友達がいたそうです。

他国に比べて自給自足率の低い日本。そのような中で、今でも農業を営んでくださる方々に対して、そんなひどい仕打ちが出来る人がいるなんて…。

来月から消費税が8%に引き上げられます。多くの人が今後の家計管理に危機を感じながら、それでも何とかがんばっていこうと努力しています。そんな中、人間として最もやってはいけない行動にうつる人がこれ以上増えないよう、ただただ祈るばかりです。