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世界一美味い鮨を堪能してきました。 先日、ミシュラン三ツ星を獲得した 鮨さかい にて。 実はミシュラン三ツ星を獲得する前に予約を入れていました。 結婚10周年目を迎え、妻の30代最後、そして令和最初の誕生日。 「寿を司る」が寿司の語源とされていますが、妻の誕生日にと数年前から狙っていたタイミングでした。この日のために仕事を頑張ってきたと言っても過言じゃなかとです。 そして、このお店を選んだもう一つの理由があります。 実は、鮨さかいの大将は僕の大親友。 小学3年生の時に奈多小学校に転校してきて同じクラス、直ぐに仲良くなりソフトボールクラブに引きずり込んだのでした。抜群のコントロールと持ち前の「根性」でエースを勝ち取り(僕は2番手投手、本職はショート)、チームを県大会優勝に導いてくれました。 福岡工業大学付属高校(現城東高校)ではキャプテンとして甲子園にも出場。エースは2年生の小椋真介くん(元ホークス)でしたね。 高校卒業後から板前としてのキャリアをスタートさせました。中洲の名店に入り、数年後には自分で貯めたお金で東京の名店を食べ歩き。青山の海味(うみ、ミシュラン二つ星)の大将で先代の故長野充靖氏に惚れ込み、弟子入りを志願。ソフトボール時代から鍛えられた根性で厳しい大将に食らいつき築地に通いつめ、信頼を作りました。 福岡に戻ってきてしばらくは音信不通。どうしてるのかと思っていたら、トラックの運転手をしていたと。師匠の教えでしょう。独立開業資金を自力で集めていたそうです。やっぱり根性が違います。根性が! そんな彼が2017年に赤坂にお店を出すと、瞬く間に噂は広がり、1年目からミシュラン一つ星を獲得、2年半でお店を現在の西中洲に移しミシュラン三ツ星を獲得。努力の賜物とは正にこのこと。 若かりし頃、新宿で飲みながら約束をしました。 「俺がプロ野球の世界で一流になって相応しい人間になったら、お前の寿司を食いに行く」 プロ野球の世界では一流にはなれなかったし大悟の寿司を食べれるような相応しい人間にはまだまだ成れてないけど、嫁さんのお陰で一流の人間になる前にフライングでこの機会をもらいました。ありがとう。 どの料理も、自分史上最高を叩き出してくれたので、次の日からの食事が喉を通らないんじゃないかと不安になりましたよ(笑) 事前に江戸前寿司のことを調べてたのに緊張して一言も喋りませんでしたよ(笑) 対馬産のネタを出してくれた時に「ルーツ(僕の生まれ故郷)ですね」とか言って出してくれるもんだから泣きそうになって味がわかりませんでしたよ、バカヤロウ(笑) 味は僕の「美味しいメーター」を振り切ってるのでここでは割愛しますが、店構え、サービス、スタッフさんのチームワーク、温度、かおり、全てに隙がなく勉強になりました。終始、キョロキョロしてごめんね。 嫁さんは食通そうな周りのお客さん達の会話が気になって仕方なかったそうです(笑)お客さんも普通じゃないもんね。見た目は俺が一番普通じゃなかったけど(笑) 最愛の人と、最高の友人が握る最高の鮨を食す。こんな贅沢があって良いのかと。バチが当たりそうなので翌日から死ぬ気で働いてます(笑) 世界一美味かった。 世界一幸せな時間でした。 大悟、本当にありがとう。 嫁さん、誕生日おめでとう。 そして、いつもありがとう。 #鮨さかい #奈多クラブ #世界一美味い鮨 #bestsushiever #SushiSAKAI #fukuoka #japan #ミシュラン三ツ星 #michelin3stars

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