同じスポーツ界にいて、どうしても書きたいことがあります。

少し長文になります。

スポーツには厳しいルールがあり、それを守らないと命に関わることがあるのです。

負傷した選手の親御さんの言葉を聞き、「アメフトをやらせなければ良かった」と。そして当該の選手が何故ここまで追い込まれたのか、ということを言及しておられたようですね。

今回犯すことになってしまった反則の根幹にあるものは何かという事を言われたと思います。

私はこの件が報道されて直ぐに謝罪して、日大の当事者である生徒の未来を摘まないためにも適切な行動をしてくれると信じていました。

もう一度言いますが、スポーツはエキサイティングであればあるほど観る方もやる方も楽しめるものです。

しかし、それにはルールに則りプレイしなければ、命を守れない。

どうか、被害者である選手はこの名門の関西学院大学で続けてきたアメフトを、これからも続けて欲しいと心から思います。

どんな世界でもアンフェアな事をやる人はいます。

どんな道でも困難はあると思います。

どうか乗り越えて信じてきたものを厳しく迅速に働きかけた大学の関係者、親御さんの協力をいただきながら続けて欲しいと願っています。

そして、最後に今日どうしても書きたかったのは、当該の日大の本人も会見をすると聞いたから。


この騒ぎの中、会見に出るというのはどんなに勇気がいった事だろうか。


チーム内で大変有望で優秀と言われたこの選手がしばらく干されていることもあったと聞く。
その中で犯してしまった反則。


どんな条件が重なったとしても犯してしまったことは自分で償っていかなければならないのですが、厳しい練習、人間関係の中今まで頑張って来た事を胸に、心からの謝罪をした上で今後の人生を乗り越えて欲しい。

そしてどうか、日本大学の関係者の方々は、この若い選手が、今後の人生を誤ることなく生きていく道を守ってあげるという事も責任の一つではないでしょうか。

大学のアメフトの道は閉ざされるかどうかはっきりとしたことはわかりませんが、会見で心から謝罪して、自分で何とかこの茨の道を乗り越えて欲しいと心から願って止みません。