この犬はロクくん。
19日で15歳(去勢済オス)になるんだそうです。

飼い主さんが言うには

噛まず吠えず人懐っこい犬だそうで

優しい家族と優しい気持ちで育ったのでしょうね。



そんなロクくん

迷子になったのです。


朝、家を出る時にはいたのにと。

ロクがいなくなってしまったと。

呆然と途方に暮れる悲しみに包まれた気持ちが限られた文字数のなかに感じました。


探し回っても気配がない。

リードを引きずって歩いてるはず。

無事、帰ってきてほしい…


一晩経った今も帰ってこない

どんな形であれ、

帰ってきてほしいです……と。



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知らない方だけれど
心に響く何かを感じて
プロフィールに飛んでみたらDMが開放されていたので、これもチャンスだろうと考えて、最近のブログにも書かせていただいてることをお伝えさせていただきました。

とても感じよくメッセージを受け取ってくださって良かったのですが
共に捜索に走ることができずに言葉だけで申し訳ない思いでした。


いつも迷子の投稿をみていると
心配の声、
無事を願う声、
優しい気遣いが多くの皆様から並ぶ投稿の場合、心の中で私も祈る気持ちだけを添えて閉じます。

似たコメントを並べ立てても、かえって御礼を返すだけでも飼い主さんは大変でしょうから。そんな思いからなんです。

あれして
これして
あれしましたか
これしましたか
良かったら参考にこちらを
皆様が親身になって心配して優しいアドバイスが並んでいるんです。

藁をも掴みたい気持ちでしょうから、たくさんの優しさに触れて支えや励みとなると思います。しかし実際に四方八方見渡しても見つからずパニックになられてる飼い主さんが沢山のことを理解するのも大変だろうと思うことでもあるんですね。
そんなこともあって
できるなら、近くなら、土地勘があるならと、躊躇することも多いのもホンネなんです。


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Twitterを開くとDMにメッセージが来ていました。緊張しました。
祈る気持ちで開くと・・・






もぉ、
涙が零れた途端
溢れていました。


間に合ってホントにホントに良かった…

神さま
お忙しいのに有難うございました

できるなら、いや、なんとしても
誕生日を迎えて
家族でお祝いをしてもらいたかった…

老犬という時間
とても大切にしたいものです。
ゆっくりゆったりと流れるようで
本当はとても早く
急な坂や急流もあるからです。

飼い主さんの限られた文字で綴られた悲痛な言葉が嘘のような幸せな言葉に変わった。
幸せそうで良かった。
その気持ちだけです。

感謝とかそんなのは無用なんです。
見つけてくれたのだから
探してくれたのだから
飼い主さんのチカラです。
愛犬にとって飼い主さんしかない。
飼い主さんにとっても愛犬しかない。

ロクくん
呼んでたんだと思う。
飼い主さん
呼んでたんだと思います。
運良く繋がったのだと思います。

本当はね
運で片付けたくない
運の良し悪しで片付けたくない
どれだけ呼び合っていても
繋がらないことだってある……
どれだけ探し求め続けても
見つけるに至らないこともある……

今も迷子の犬たちの声
今も探してる飼い主さんの声
届いてほしいと願ってます。
届いて繋がってほしいと願って投稿させていただきました。



もちろん
水難事故
子犬や老犬たちには特に厳しいのです。

幸い諦めずに顔だけ出してくれていたなんて…… 顔だけ出していた
その一言を思うと涙が溢れずにいられない想いが込み上げました。

迷子の捜索の悲痛な叫び
朗報も訃報も
里親募集もない
そんな毎日にできる私たち、飼い主になれるといいですね。


多くの犬たちのメッセージである朗報
多くの犬たちの最期のメッセージの訃報
これにより私は飼い主さんへメッセージを送る事ができました。

死を無駄にしたくない。
死を生にいかすことができて本当に良かったです。改めて、多くのメッセージをくれた犬たちに感謝を込めて手を合わせます。(合掌)



お話を伺ったとき・・・

以前にも迷子にしてしまった事があったそうです。以前の理由は、ワイヤーの劣化から切れてしまい脱走したそうです。


外飼いの犬たちは、門やフェンス、そして、ハーネスやリードや首輪なども彼らの命を守るための大切なもの。

しかし、消耗品である物に命を託すのだから、私たちが老朽化や劣化の確認をして安全に保つべきことも忘れないでください。





これを機に老犬のための暮らしを考えて、室内での飼育に変更されることも検討いただきたいことを添えてお願いをさせていただきました。

Lovely days   CHIKA'S MIND TRIP



■ ロクくんに関する投稿



■ 所有者明示の義務

https://goo.gl/rmKk


鑑札と狂犬病予防注射済票の番号から、身元を特定することができます。(動物指導センターで番号を登録管理しています。)

これらを装着さえしていれば、運良く保護され収容された時に所有者不明犬とならず、飼い主さんの迎えを待ち、一緒に家に帰れます。


もちろん、迷子の届け出を出されてる場合も情報の照合から確認をされるために連絡が入りますが、放浪による見た目の違い、迷子の届け出の情報と職員の皆さまとの目視での感覚の違いもありますから、確実に情報と一致するのは「所有者の明示」であることを忘れてほしくないです。



■ マイクロチップについて


間違えてほしくないけれど

マイクロチップは、2重3重という強化する「対策」のひとつだと思います。


愛犬と飼い主となった私たちに万が一の事が起きた時、言葉を持たない彼らの声となるためのものです。それを動物愛護法で認め、さらに定め、義務とされてるものです。当然されてるはずのものが『鑑札・狂犬病注射済札』なんです。


チップ大事!チップの周知!普及を!って声もありますが、マイクロチップは対策であることを理解し、先ずは法で認められている『所有者の明示』を必ず装着して下さいね。