いろいろ思うことを再度、、 | 倉敷市保健所ボランティアteamKARの日々

倉敷市保健所ボランティアteamKARの日々

teamKARは倉敷市保健所の個人ボランティアチームです
倉敷市保健所での日々、収容犬猫の情報を日々発信していきます

《覚え書き》

野犬子犬たちのお散歩訓練

茂みが落ち着くね

こうやって気配消すんだよね

そうやってがんばってきた知恵だね。

賢いね

人間に引かれてする散歩は最初は彼らには隅っこをひたすら探す旅

いつでも逃げ込める

いつでも気配消せる

賢いね


ほんとに賢いね


排泄さえ、命がけ

匂いがつくから


なので野犬は何日も排泄なしで大丈夫です

水さえ飲みません

水場は危険

だから、水分はすくない食物と一緒にとったりするだけ


賢いね

生き抜く知恵だね


自分の寝場所と定めたところは絶対汚しません

匂いがつくのを嫌います


保健所でも、短いチェーンを最大に引っ張ったところでなるべく寝場所と定めたところから遠くで排泄します

なので、家庭に入ったときにトイレトレーニングが簡単です


賢いね 

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《自分のロマンがある人》

保健所の見学会で、しきりに収容犬に話しかけていらっしゃる老齢のご婦人がいらっしゃいました。

立ったまま

触ることもしないで


わかってますよ

あなたたちのことは

大丈夫よ

幸せになるのよ

大丈夫だからね

わかってますからね ???

この子たちは可哀想なんだろうか?

まずそこから考えてみていただけませんか?

たぶん本人は気づいていない上から目線

これあるあるなんですよね。

保護犬を可哀想な存在にすること


で、たまま真っ正面からおっきな声で励ますから犬たち怖くて隅っこでさらに固まる

それをみてご婦人さらにおっきな声で励ますという悪循環(笑笑)

いやいやいや、ちゃいますて!! 収容犬は行政なんで期限はつきます

期限つかないと保健所で養うことになります

それは不可能ですよね

収容されてされることで家庭犬=人間と生きていることへの一歩を踏み出す子達です。

彼らは驚くべき適応力で様々を学び生まれ変わります

私たちが同じことができるでしょうか?

噛む犬は噛むしか抵抗手段がないからです

私たちも彼らを学んであげること

それが犬と暮らすことなんじゃないかな?

一方的な可哀想の押し付けは、最初の一歩が違います

そこからスタートしたら、、たぶん都合よく自分のロマンにはまらない子を持て余します

それが飼育放棄につながります


愉快で個性的で賢い


それが彼らです


そこをしっかり見て家族に迎えたら、絶対この子たちは暮らしを味のある豊かなものにしてくれます