患者さんと喧嘩しました | セラピストスキルアップ実践会 宮森のブログ

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セラピストスキルアップ実践会<TS実践会>認定講師の宮森大地です。実践会で得られたものや、日々の臨床で培ってきたものをお伝えできたらと思います。動画も毎日ではないですが配信しています。よろしくお願いいたします。

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セラピストスキルアップ実践会認定講師の宮森大地です。
本日もブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。

気が付けば明日から大阪です。

関西方面は私の住む神奈川より暑そうですね。

融けないように気を付けないと…。

 

さて、本日は「患者さんと喧嘩しました」というお話です。


※殴り合いはしてません、念のため

昨日、患者さんと軽い口論をしました。

このクソ暑い季節なので、多少のモチベーション低下は患者さんによっては見られます。

昨日きた患者さんは玄関をあけると「私ってこなくちゃダメなの?」と開口一番言ったのです。

あまり気分は良くなかったですが、私も30になったので話を聞く余裕はありますので話を聞くことにしました。

 

かいつまんで話を聞くと…

・通っても自主トレを続ける気力もない

・そもそも良くなっているのかがわからない

・とにかくスッキリさせてほしい

とのこと。

 

何とも自分勝手な言い分なのですが、患者さんは往々にして自分勝手なので

・ここにきた当初の目的はなんだったのか?

・その目的は変わっていないのか?

・スッキリとはどういったことをさすのか?

を順番に聞いていきました。

 

この方は膝の痛みを訴えて当院にいらして、階段の昇り降りがスムーズでないことが悩みでした。

ご自宅の構造上、1日に何回も昇り降りをしないといけないため、困っていました。

昨日の段階で3回目の来院でしたが、階段の昇り降りを聞くと「楽になっている」とのこと。

この段階で「体は良くなっていますよね?」と聞くと、「確かにそうね」とのこと。

 

「では、今のお悩みは何ですか?」と聞くと、「それはよく分からない。スッキリしたい」とのこと。

「では、どんな変化があったら、スッキリしたと感じますか?」と聞くと、「それは私にもわからない」とのこと。

患者さんは往々にして自分勝手なものですが、これはさすがに自分勝手すぎるな、と私も少々イラっとしてしまいました。

「その答えがあなたの中にないのはおかしいでしょう。それはあなたにしか分かり得ないことですよ」とついつい私も強めの語調で言ってしまいました。

「分からないのだから仕方ないでしょう!」と患者さんも少し強めの語調で返されました(これはまぁ当然のこと)。

 

5分程問答があった後、分かったことは

・とにかくマッサージをしてほしい

・歩くときに足が重いから何とかしたい

ということでした。

(だったら初めからそう言えよ)という言葉は飲み込んで

・僕なりのマッサージ方法で行うこと

・歩きやすさに注目していくこと

をお伝えして施術に入りました。

 

筋硬結のリリースを行い、操法を通した結果、本人曰く「スッキリして歩きやすい!」とのことでした(笑顔でしたよ、ちゃんと)。

また、この方は母親の介護と認知症の入り始めた旦那さんの通院の付き添いなどがあり、ストレスフルな生活を送っておられるので、すこしイライラしていたことも見受けられましたが、そのはけ口に私はなっていたのかもしれません。

あまり感情的になるのは良くないですが、結果的には新たな目的も見つかり、この方の喜ぶ施術方法も見つかったので、結果オーライとします。

これを「向き合う」というのかどうかは分かりませんが、何かの参考にしていていただければ幸いです。


本日もブログを読んでいただき、本当にありがとうござました。

それでは、また明日。


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