◎嵐を巻き起こしていったギター愛溢れるギター小僧ジェシー・ジョンソン @JesseJohnson | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◎嵐を巻き起こしていったギター愛溢れるギター小僧ジェシー・ジョンソン @JesseJohnsonViP ライヴ・レポート

 

セットリスト東京セカンド

 

【Jesse Johnson Taihoon Sensation】

 

ギター愛。

 

ディアンジェロ以来の来日となったジェシー・ジョンソンの単独公演。単独としては、1989年7月の横浜ベイサイドクラブ以来ちょうど30年ぶり。前回も4人編成だったが、今回もドラムス、ベース、キーボードにジェシーという4人組。ギターはブルーズからロック、ポップ、ファンク、ミネアポリス・ファンクまで多彩に。

 

これを見てて、「ミネアポリスのマサ小浜」じゃないか、と思った。(笑) マサ小浜スペシャルはこれと同じ、ドラムス、ギター、ベース、キーボードの4人のみの編成。ジェシーはギターでリード・ヴォーカルも取るが、マサ小浜はキーボードのケイリブがヴォーカルを取る。それだけが違う。

 

ジェシーのセットリストはファーストとセカンドで割と小さく変わったりするようだが、骨格は同じ。

 

前回30年前と同じだが、第一印象は完全なギター大好きなギター小僧、ギター・マンということ。それも、ファンクのみならず、ロック、ブルーズなどありとあらゆるギターが好きだということだ。ロック・ギタリストだけに、4人だけだが、音がでかい。

 

ライヴ後に会ったジェシーによれば、「ビー・ユア・マン」からのメドレー3曲は、まず「ビー・ユア・マン」が自分にとって初のナンバー・ワン・ヒット、「コントラヴァ―シー」は、自分にとって初のメジャー全米ツアー(「コントラヴァ―シー・ツアー」)、そして「ジャングル・ラヴ」はタイムにとっての初のメジャー大ヒット、ということで、ジェシーにとって大きな意味を持つ3曲だという。

 

左からマネージャー、ジェシー、ブライアン(ドラムス)、バニー(キーボード)、マネージャー、デル(ベース)

 

下記セットリストの6は曲名はなく、ただのジャム・セッションだそう。しいていえば、B.B.キングの「マイ・オウン・フォールト・ダーリン」にインスパイア―されて演奏した曲とのこと。

 

B.B.King – My Own Fault Darlin’

https://www.youtube.com/watch?v=CnSsKXdykNA

 

モリス・デイのライヴはきっちりと構成され、作りこまれた感じはするが、このジェシーのライヴはかなりミュージシャンの自由度が高いライヴだ。ソロ回しなども結構自由で、長さも自由自在、キュー(合図)で次に行くという感じだ。

 

プリンスの「アイ・フィール・フォー・ユー」がはいったり、さらにサンタナの「ブラック・マジック・ウーマン」などの挟み込み方は、まさにギター好きならではと思った。演奏中にファンにサインをするあたりも余裕か。

 

ちなみに、キーボードのバニーは初めてジェシーと一緒にツアーに出たという。一方、ベースのデルはつい最近もパティー・オースティンでブルーノートに来ていた。けっこう長い間、ジェシーとやっているそうだ。

 

ジェシーは1996年にはミネアポリスを引き払い、現在はロス・アンゼルス在住。自身、イリノイ州ロック・アイランド出身で、それほどミネアポリスという場所にこだわっている感じは見受けられなかった。

 

ディアンジェロの新作レコーディングには、いくつか参加したが、ツアーに関しては、参加するか、いつあるかも、まったくわからないとのことだった。

 

ジェシー・ジョンソンを見て気に入った人には、一度、マサ小浜スペシャル見てほしいなあ。次回は2019年8月26日(月)目黒ブルースアレイで。詳細→

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12482962158.html

 

(ジェシーとの話、もう少し続く予定)

 

■セットリスト

Setlist : Jesse Johnson, July 11, 2019 @ Billboard Live Tokyo

 

( ) denotes original artists

 

Show started 21:36

01.   Intro -  Love Struck

02.   Be Your Man (From “Jesse Johnson’s Review”)

03.   Controversy (Prince)

04.   Jungle Love (The Time)

05.   I Want My Girl (From “Jesse Johnson’s Review”)

06.   (Blues Jam – inspired by B.B. King’s My Own Fault Darlin)

07.   Brand New Day [From “Bare My Naked Soul” – 1996]

08.   My Life   [From “Bare My Naked Soul” – 1996]

09.   Can You Help Me (From “Jesse Johnson’s Review”)

10.   Addiction [From “Shockadelica”]

11.   She (I Can’t Resist) [From “Shockadelica”]

12.   Crazay [From “Shockadelica”]

13.   Soul Power (James Brown)

14.   I Feel For You (Prince/Chaka Khan)

15.   Black Magic Woman (Santana)

16. Black In America [From “Shockadelica”]

Show ended 23:02

 

Members

ジェシー・ジョンソン / Jesse Johnson (Guitar, Vocals)

バニー・ハーツ / Bunny Hearts (Keyboards)

デル・アトキンズ / Del Atkins (Bass)

ブライアン・エドワーズ / Brian Edwards (Drums)

 

~~~

 

CDs

 

Just Too Much

Jesse Johnson

A&M (1991-07-01)

https://amzn.to/2xQOEG4

 

Shockadelica

Jesse Johnson

Polygram Int'l (1999-06-29)

https://amzn.to/2Y2VZRz

 

Every Shade of Love

Jesse Johnson

A&M

https://amzn.to/2XQhktf

 

Bare My Naked Soul

Jesse Johnson

Dinosaur (1996-08-13)

https://amzn.to/2JAJ3Ko

 

Verbal Penetration

Jesse Johnson

Elite Artist Service (2009-10-26)

https://amzn.to/2YTOkCf

 

(2019年7月11日、ジェシー・ジョンソン・ライヴ、ビルボードライブ東京)

ENT>MUSIC>LIVE>Johnson, Jesse

 

 

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