現代さんの
定期的な医療叩き記事が
先日アップされていました
ってか
現代と文春の
医療批判パルスが
一体どうなってんだレベル・・
もはや何も
感情を抱かなくなりましたが
抗議しても
無視されたしね
http://ameblo.jp/kyusan0225/entry-12229661903.html
その中で
変な医者も多いんだから
きちんとセカンドオピニオンしよう
みたいな事が書いてあったんだけど・・
多分書いてる記者さんが
あんまり良く
理解していないんだろうけど
セカンドオピニオン
と
メディカルショッピング
は全く別物だからね
確かに
小林麻央さんの件などで
セカンドオピニオンの重要性が
より周知されるのは
とても良い事だと思うけど
逆に増えるのは
メディカルショッピング
なんじゃないかと
危惧している
今日この頃です・・
実際現代さんも
よくわかってないみたいだし・・
ちなみに
どう違うのか
説明するために
まずは
セカンドオピニオンってなに？
現在かかっている医師以外から
診断や治療について
意見を求める事
・中々診断がつかないで
軽快しないケース
・保険外診療も含む
最新治療の可否を探るケース
（重粒子線治療とかUAEとか・・）
矢部美穂さんのUAEって？
http://ameblo.jp/kyusan0225/entry-12212348620.html
・癌の終末期の緩和医療について
方針を相談するケース
などなど
様々なケースで
セカンドオピニオンを検討します
大事なのは
１：自分が何を聞きたいのか？
２：どの病院を受診したいのか？
です。
ただただ
この医者嫌だ！
信用できない！
で受診すべきでは無いと思います
セカンドオピニオンは
保険が効かない上
数万円かかる施設が多いので
上の２つをしっかりと意識しないと
無駄にお金がかかったり
無駄に時間がかかったり
結局自分にとって
プラスにならない事もあります
さらにセカンドオピニオンをする上で
非常に大切なのは
ちゃんと紹介状・データを作ってもらう
って事
別の医者に掛かったとしても
ちゃんとしたデータがないと
意見なんて言いようがないからね・・
よくわからん状況で
治る！
とか
前の病院の診断は
間違っている
なんて
言えるはずないもんね
でもセカンドオピニオンを
色々検索すると
紹介状無しでも
セカンドオピニオン可能です！
なんて書いてある
サイトを発見してしまい・・
なんでも商売になっちゃうのね・・
と
思わざるを得ません
ちなみに
アメリカでは
手術の前に必ず
セカンドオピニオンを
受診することを勧められます
なんて書いてあるサイトも多いけど
これは手術が決まった時に
保険会社から勧められるもので
要は
手術代を払いたくない保険会社が
手術の妥当性を他の医者に確認してこい！
という
ドライな理由
だったりします
元々は
医療費削減のために
セカンドオピニオンが始まった
という・・
話がだんだん逸れてきますが
セカンドオピニオンをするために大切なのは
紹介状とデータをちゃんと用意して
しかるべくところに受診予約をする
ということです
さて
医者と自分の考えが合わず
再診予約があるのにそれを無視して
違う病院を受診すること
それは
メディカルショッピング
と言います
大学病院時代も
本当に多かったんですよ
この手の受診
「〇〇病院に行ったら
手術だと言われたんだけど
本当に必要なんですか？？」
とか
「××病院では
腹腔鏡手術はできないと言われたが
この病院ならできますよね？」
とか
「紹介状とか画像はありますか？？」
と聞いたら
もらってきてない！
と言われると
うーーん
となってしまいます
そうすると
結局
全ての検査を
やり直さないといけない
前の病院で
どんなやり取りが
あったかについても
患者さんの
主観的な説明だけだと
中々伝わらないことが多いです
前の医者のここがひどい！
あんな酷いことを言われた！
とかね・・
検査やり直すくらい
いいじゃないか！
お金は払うし
長い時間と手間をかけて
検査を受けるのくらい
我慢してやるよ！
って思うかもしれませんが・・
いっつも説明するように
MRIやCTなどの
高額な検査を行う費用の
ほとんどは
みんなで積み立てたお金から
使われる
のが
私たちの国の
保険診療です
日本の保険医療制度は
・例え大学病院でも
突然受診できる
（最近は紹介状ないと
受け付けないとこも増えてるけど）
・全ての人が保険医療内の
最高水準の治療を
受けることができる
・高額な医療費は
支払い上限が
決まっている
世界的にも
患者さんに
大変優しいシステムを採用
しています
他の国を見ると・・
欧州の一見理想的な
家庭医制度・・
薄く広い知識を持った家庭医を
まず予約・受診しなくてはならず
大きな病院にかかれるのは
その先生の紹介が原則必要
アメリカの保険制度は
皆さんもご存知の様に
高いお金を払わないと
高い医療は受けることはできない・・
また国によっては
財源の確保が難しいため
癌の標準的な手術ができず
金持ちは国をまたいで
手術を受けたり
おそらく
世界の人達が見たら
羨ましくなるのが
日本の医療システム
なのですが
いかんせん
このシステムを維持するには
膨大な金がかかります
ぶっちゃけ
すでに崩壊寸前なので
メディカルショッピングも
減らしていかないとなりません
ちなみに
イギリスの家庭医制度も
メディカルショッピングを減らすために
始められたもの
国民は皆
家庭医を登録しないとならず
何かあった場合は
まずその家庭医を受診しないといけません
医療費削減のために
家庭医制度を推奨する知識人も
結構いるけど・・
本当にそういう国にしたい？
広く浅くの家庭医の医療で
今の日本の患者さん達って
満足できる？
あくまで私の予想ですが・・
現在の医療に慣れた私達の世代は
おそらく家庭医制度では
不満が爆発すると思う・・
現状日本の保険診療を
上手に長く使うために
それぞれの立場の人間が
どうすれば良いかを
考えていくべきだと思います
その中の一つとして
メディカルショッピングを
みんなの意識で
止めていくことが
大切なんじゃないかと思います
最後に
こんなメディカルショッピングの例
「かゆみがあって
昨日別の病院行ったんですけど
まだかゆみが治らなくて・・」
「えっと・・
前の病院で薬を使用されませんでした？
次の外来とかも指示されませんでした？」
「されましたが、
まだ痒みが治まらないから
心配になって別の病院に・・」
さすがにもう少し
前の医者の言うことに
従って〜！
人間どうしの係りなので
合う合わないはあるのは
当たり前だけど・・
・せめてもう一度きちんと話をする
・別の病院にかかるなら
紹介状を書いてもらう
は最低限トライしましょう
私のクリニックは
遠藤レディースクリニック
http://endoclinic.mamacaremail.info
予約受付
http://endoclinic.mamacaremail.info/custom.html
特典動画は
こちらのフォームから
きゅーさんに聞きたいこと
限定動画も公開中
https://lounge.dmm.com/detail/184/
宣伝一覧のページはこちら
http://ameblo.jp/kyusan0225/entry-12178930012.html
 |
妊娠・出産を安心して迎えるために 産婦人科医きゅー先生の本当に伝えたいこと
1,296円 Amazon |
![妊娠・出産を安心して迎えるために 産婦人科医きゅー先生の本当に伝えたいこと【電子書籍】[ きゅー ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/rakutenkobo-ebooks/cabinet/2373/2000004392373.jpg?_ex=128x128) |
妊娠・出産を安心して迎えるために 産婦人科医きゅー先生の本当に伝えたいこと【電子書籍】[ きゅー ]
1,296円 楽天 |
きゅーさんへのお仕事依頼はこちら
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTjEvkom
https://twitter.com/kyusan_obgy
きゅーさんの本当に伝えたいこと別サイト
http://kyusan.mamacaremail.info
物置サイト
